論語、素読会 三人行えば、必ず我が師有り|「論語」述而第七21 2021年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、三人が行動をともにすると、必ず自分の先生となる人がいる。その善い人を選んでその人を見習い、その善くない人を見て自分の …
論語、素読会 子怪力乱神を語らず|「論語」述而第七20 2021年11月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生は、怪談、武勇伝、倫理に背くこと、鬼神霊験について詳しく語ることがなかった。|「論語」述而第七20 【現代に活かす論語】怪談話、武勇伝、倫理の乱れや、鬼神怨霊の類いを …
論語、素読会 我は生れながらにして之を知る者に非ず|「論語」述而第七19 2021年11月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は生まれながらにものの道理を知っている者ではない。古人の教えを好み、勤勉にものの道理を求める者である。|「論語」述 …
論語、素読会 女奚ぞ曰わざる、其の人と為りや|「論語」述而第七18 2021年11月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 葉公が孔先生について子路に尋ねられたが、子路は答えなかった。(それを知った)孔先生がおっしゃった、どうしてお前はこう言わなかったのか。孔の …
論語、素読会 子の雅に言う所は詩書、執礼皆雅に言うなり|「論語」述而第七17 2021年11月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が正しい発音で読んだものは詩経と書経であった。礼事を執り行う場合も礼文はみな正しい発音で読まれた。孔子は詩経と書経と礼を尊重したので …
論語、素読会 五十にして以て易を学べば、以て大過無かるべし|「論語」述而第七16 2021年11月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私に数年が与えられ、50歳までに易学を学ぶことができれば、大きな過失なく過ごすことができるだろう。|「論語」述而第七 …
論語、素読会 楽しみも亦其の中に在り|「論語」述而第七15 2021年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、粗末な食事をとり水を飲み、肘を曲げて腕枕をする。楽しみはその中にある。正しくないことで得た俸禄と地位は私にとってはかないものだ。|「論語」述而第七15 …
論語、素読会 仁を求めて仁を得たり。又何をか怨みん|「論語」述而第七14 2021年11月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 冉有が言った、孔先生は衛の君、出公輒(しゅっこうちょう)をお助けになるだろうか? 子貢が応えて言った、よし、私が先生に尋ねてみよう。子貢は …
論語、素読会 図らざりき楽を為すことの斯に至らんとは|「論語」述而第七13 2021年11月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が斉の国に滞在して、韶の音楽を聞いて楽しんだ。楽しんでいた数ヵ月間、好きな肉の味も分からない程だった。孔先生がおっしゃった、音楽がこ …
論語、素読会 子の慎む所は、斉、戦、疾|「論語」述而第七12 2021年11月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が最も慎んで行ったことは、祭祀の前に心身を清め汚れを除くこと、戦争に対して慎んで対処すること、病気に対して慎重にすることであった。| …
論語、素読会 孔子辞するに疾を以てす|「論語」陽貨第十七20 2025年4月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孺悲が孔先生に会いたいと言って訪ねてきた。孔先生は(面会を)断るのに病気だと伝えた。対応するものが戸口を出た。(孔先生は)瑟を取り出して歌 …
論語、素読会 天何をか言うや|「論語」陽貨第十七19 2025年3月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はもう何も言うことはないと思うと。子貢が言った、先生がもし何も言わなければ、どうして私たちが何を学び伝えたらいいのでしょう。孔先生がおっしゃった、天は何を …
論語、素読会 利口の邦家を覆す者を悪む|「論語」陽貨第十七18 2025年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、正色ではない紫が、正色の朱(の価値)を奪うをにくむ。みだらな鄭の国の音楽が正当な音楽をかき乱すのをにくむ。口が達者で …
論語、素読会 巧言令色、鮮なし仁|「論語」陽貨第十七17 2025年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ことば巧みでいい顔をして媚びへつらう人は、思いやりが少ないなぁ。|「論語」陽貨第十七17 【現代に活かす論語】口先ばかりでいい顔ばかりの人は思いやりが …
論語、素読会 古者民に三疾有り。今や或は是れ亡きなり|「論語」陽貨第十七16 2025年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、昔、民には三つの心配事があったが、今はどうやら無くなってしまったようだ。昔の「狂」すなわち熱中してものごとが見えなく …
論語、素読会 鄙夫は与に君に事うべけんや|「論語」陽貨第十七15 2025年2月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、心が狭くいやしい者とは一緒に君に仕えることができないだろう。彼がまだ地位や俸禄を得ないときは、これを得ることを心配す …
論語、素読会 徳を之れ棄つるなり|「論語」陽貨第十七14 2025年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、人間が生まれながらに積み重ねていく「徳」を捨てるようなものだ。|「論語」陽貨第十七14 …
論語、素読会 郷原は徳の賊なり|「論語」陽貨第十七13 2025年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、地方の一部の地域で(一見)まじめなように振る舞うさまは、(実は)信頼や思いやりなどの徳性を高めることを損なうことになる。|「論語」陽貨第十七13 【現 …
論語、素読会 其れ猶穿窬の盗のごときか|「論語」陽貨第十七12 2025年1月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、顔つきはきびしくて内心が軟弱であるのは、小人・一般の人に例えて言えば、こそどろのようなものだ。|「論語」陽貨第十七1 …
論語、素読会 礼と云い礼と云うも、玉帛を云わんや|「論語」陽貨第十七11 2025年1月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「礼」だ「礼」だと言うが、参内するときの礼物のことだけを言っているのではないか。(本当に心を込めて敬っているのか。) …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14 「道」は道く( …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。人間が生 …