論語、素読会 難いかな今の世に免れんこと|「論語」雍也第六14 2021年9月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、祝鮀のような口才がなくて、宋朝のような美貌だけであれば、この世の中にあって困難を免れるのはむずかしいなあ。|「論語」 …
論語、素読会 孟之反伐らず|「論語」雍也第六13 2021年9月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、孟之反は自分の功労を誇らなかった。戦いの敗走でしんがり勤め上げ、まさに城門に入るとき、馬に鞭を当てて言った。敢えて遅れたわけではない、馬が疲れて進まなかった …
論語、素読会 子曰わく、女人を得たりや|「論語」雍也第六12 2021年9月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が武城の長官であった。孔先生がおっしゃった、お前は補佐役を得ることができたか?と尋ねた。子游が答えて言いました。澹台滅明という者がおり …
論語、素読会 女君子の儒と為れ、小人の儒と為る無かれ|「論語」雍也第六11 2021年9月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が子夏におっしゃった、お前は志を持った有徳の学者を目指しなさい。単に知識だけの学者にはなるなと。|「論語」雍也第六11 【現代 …
論語、素読会 今女は画れり|「論語」雍也第六10 2021年9月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 冉求が言った。孔先生の説く道を悦ばないわけではありませんが、私の力が足りません。孔先生がおっしゃった、力が足りない者は、道半ばにして力尽きる。しかし、今お前は(やる前から)自らの …
論語、素読会 回や其の楽しみを改めず。賢なるかな回や|「論語」雍也第六09 2021年9月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回は賢明だなぁ。一椀の飯、一椀の汁とともにせまい路地で暮らしている。普通の人ならその苦しみに堪えられないのに、回は相 …
論語、素読会 斯の人にして而も斯の疾あるや|「論語」雍也第六08 2021年9月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 伯牛が病気にかかった。孔先生が見舞いに行き、窓ごしにその手を取っておっしゃった。このような才能ある人物を失うのは天命なのかなぁ。こういう立 …
論語、素読会 善く我が為に辞せよ|「論語」雍也第六07 2021年9月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季孫氏が閔子騫を斉の国の費の代官にしようとした。閔子騫はその使者に言った。どうぞ丁寧に私のためにお断りしてください。もしまた再び(代官にしようとして)いらっしゃるのであれば、私は …
論語、素読会 政に従うに於て何か有らん|「論語」雍也第六06 2021年8月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が孔子に問うた、仲由は政治を担当させられるでしょうか? 孔先生がおっしゃった、彼は決断力があります。政治を担当させることにおいて何か …
論語、素読会 回や、其の心三月仁に違わず|「論語」雍也第六05 2021年8月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回や、おまえの心は久しい間でも仁から離れることはないね。ほかのものはせいぜい日に一度や月に一度、仁を行う程度だ。|「 …
論語、素読会 過ちて改めざる、是を過と謂う|「論語」衛霊公第十五30 2024年4月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、失敗しても訂正しない。これを過ちという。|「論語」衛霊公第十五30 【現代に活かす論語】失敗しても訂正しないこ …
論語、素読会 人能く道を弘む。道人を弘むるに非らず|「論語」衛霊公第十五29 2024年4月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとが「道」道理や規律を広めるのであって、「道」道理や規律がひとを広める(人間性を豊かにする)のではない。|「論語」 …
論語、素読会 衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す|「論語」衛霊公第十五28 2024年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、多くの人が憎んでも必ず照査し、多くの物が好んでも必ず調査する。|「論語」衛霊公第十五28 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 巧言は徳を乱る|「論語」衛霊公第十五27 2024年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、口先だけのことばは「徳」よい行いやそれを行う能力を損なう。小さなことを我慢することができなければ、大きな計略をし損ねるのである。|「論語」衛霊公第十五27 …
論語、素読会 今は則ち亡きかな|「論語」衛霊公第十五26 2024年4月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はなお記録官が疑いが残る部分を空白にした文章にかかわったことがある。(むかしは)馬を所有する者は、ひとに貸して乗らせるということがあった。今は(そのような …
論語、素読会 誰をか毀り誰をか誉めん|「論語」衛霊公第十五25 2024年4月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は人に対して、誰かを責めたり、褒めたりしない。もし褒めることがあれば、(褒めるだけの人物かどうか)試した上でのこと …
論語、素読会 子曰わく、其れ恕か|「論語」衛霊公第十五24 2024年4月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねて言います、ひと言で生涯これを行うべきということはあるでしょうかと。孔先生がおっしゃった、それは「恕」他者への思いやりであろうか。自分が望まないことを他人に用いることが …
論語、素読会 君子は言を以て人を挙げず|「論語」衛霊公第十五23 2024年3月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派なリーダーは、発言が良いからといって人を持ち上げることはないが、人柄によって良い主張を退けることはな …
論語、素読会 君子は矜にして争わず|「論語」衛霊公第十五22 2024年2月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは厳粛でおごそかにして争わない。大勢の仲間といても徒党を組まない。|「論語」衛霊 …
論語、素読会 君子は諸を己に求む|「論語」衛霊公第十五21 2024年2月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーはこれ(過ちの原因)を自分に求める。君子以外の人、一般の人はこれ(過ちの原因)を他人に求める。|「論語」衛霊公第十五21 …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …