論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 仁者は難きを先にして獲ることを後にす、仁と謂うべし|「論語」雍也第六20 2021年9月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 樊遅が「知」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、ひととしての道理を務め、神仏を敬うが頼りすぎない、これを「知」という。樊遅が「仁」につい …
論語、素読会 中人以上には、以て上を語るべきなり|「論語」雍也第六19 2021年9月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、中程度以上のひとには高尚なことを語っても構わないが、中程度以下のひとには高尚なことを語るべきでは無い。|「論語」雍也 …
論語、素読会 之を好む者は之を楽しむ者に如かず|「論語」雍也第六18 2021年9月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、知る者は好む者に及ばず、好む者は楽しむものに及ばない。|「論語」雍也第六18 【現代に活かす論語】それを知る者 …
論語、素読会 之を罔いて生くるや、幸にして免るるなり|「論語」雍也第六17 2021年9月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとは素直に生きるものだ。それ無しで生きているのは、偶然にも難を免れているだけだ。|「論語」雍也第六17 【現 …
論語、素読会 文質彬彬として、然る後に君子なり|「論語」雍也第六16 2021年9月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとの実質が文化的要素に勝った人はすなわち粗野な印象があり、教養がひとの誠実さに勝った人は記録係の役人のようである。 …
論語、素読会 何ぞ斯の道に由ること莫きや|「論語」雍也第六15 2021年9月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、誰でも戸口を通らずに家から出ることができないのに、なぜ人として大切な道を通ろうとしないのだろう。|「論語」雍也第六1 …
論語、素読会 難いかな今の世に免れんこと|「論語」雍也第六14 2021年9月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、祝鮀のような口才がなくて、宋朝のような美貌だけであれば、この世の中にあって困難を免れるのはむずかしいなあ。|「論語」 …
論語、素読会 孟之反伐らず|「論語」雍也第六13 2021年9月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、孟之反は自分の功労を誇らなかった。戦いの敗走でしんがり勤め上げ、まさに城門に入るとき、馬に鞭を当てて言った。敢えて遅れたわけではない、馬が疲れて進まなかった …
論語、素読会 孔子辞するに疾を以てす|「論語」陽貨第十七20 2025年4月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孺悲が孔先生に会いたいと言って訪ねてきた。孔先生は(面会を)断るのに病気だと伝えた。対応するものが戸口を出た。(孔先生は)瑟を取り出して歌 …
論語、素読会 天何をか言うや|「論語」陽貨第十七19 2025年3月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はもう何も言うことはないと思うと。子貢が言った、先生がもし何も言わなければ、どうして私たちが何を学び伝えたらいいのでしょう。孔先生がおっしゃった、天は何を …
論語、素読会 利口の邦家を覆す者を悪む|「論語」陽貨第十七18 2025年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、正色ではない紫が、正色の朱(の価値)を奪うをにくむ。みだらな鄭の国の音楽が正当な音楽をかき乱すのをにくむ。口が達者で …
論語、素読会 巧言令色、鮮なし仁|「論語」陽貨第十七17 2025年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ことば巧みでいい顔をして媚びへつらう人は、思いやりが少ないなぁ。|「論語」陽貨第十七17 【現代に活かす論語】口先ばかりでいい顔ばかりの人は思いやりが …
論語、素読会 古者民に三疾有り。今や或は是れ亡きなり|「論語」陽貨第十七16 2025年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、昔、民には三つの心配事があったが、今はどうやら無くなってしまったようだ。昔の「狂」すなわち熱中してものごとが見えなく …
論語、素読会 鄙夫は与に君に事うべけんや|「論語」陽貨第十七15 2025年2月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、心が狭くいやしい者とは一緒に君に仕えることができないだろう。彼がまだ地位や俸禄を得ないときは、これを得ることを心配す …
論語、素読会 徳を之れ棄つるなり|「論語」陽貨第十七14 2025年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、人間が生まれながらに積み重ねていく「徳」を捨てるようなものだ。|「論語」陽貨第十七14 …
論語、素読会 郷原は徳の賊なり|「論語」陽貨第十七13 2025年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、地方の一部の地域で(一見)まじめなように振る舞うさまは、(実は)信頼や思いやりなどの徳性を高めることを損なうことになる。|「論語」陽貨第十七13 【現 …
論語、素読会 其れ猶穿窬の盗のごときか|「論語」陽貨第十七12 2025年1月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、顔つきはきびしくて内心が軟弱であるのは、小人・一般の人に例えて言えば、こそどろのようなものだ。|「論語」陽貨第十七1 …
論語、素読会 礼と云い礼と云うも、玉帛を云わんや|「論語」陽貨第十七11 2025年1月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「礼」だ「礼」だと言うが、参内するときの礼物のことだけを言っているのではないか。(本当に心を込めて敬っているのか。) …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14 「道」は道く( …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。人間が生 …