論語、素読会 子曰わく、女人を得たりや|「論語」雍也第六12 2021年9月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が武城の長官であった。孔先生がおっしゃった、お前は補佐役を得ることができたか?と尋ねた。子游が答えて言いました。澹台滅明という者がおり …
論語、素読会 女君子の儒と為れ、小人の儒と為る無かれ|「論語」雍也第六11 2021年9月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が子夏におっしゃった、お前は志を持った有徳の学者を目指しなさい。単に知識だけの学者にはなるなと。|「論語」雍也第六11 【現代 …
論語、素読会 今女は画れり|「論語」雍也第六10 2021年9月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 冉求が言った。孔先生の説く道を悦ばないわけではありませんが、私の力が足りません。孔先生がおっしゃった、力が足りない者は、道半ばにして力尽きる。しかし、今お前は(やる前から)自らの …
論語、素読会 回や其の楽しみを改めず。賢なるかな回や|「論語」雍也第六09 2021年9月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回は賢明だなぁ。一椀の飯、一椀の汁とともにせまい路地で暮らしている。普通の人ならその苦しみに堪えられないのに、回は相 …
論語、素読会 斯の人にして而も斯の疾あるや|「論語」雍也第六08 2021年9月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 伯牛が病気にかかった。孔先生が見舞いに行き、窓ごしにその手を取っておっしゃった。このような才能ある人物を失うのは天命なのかなぁ。こういう立 …
論語、素読会 善く我が為に辞せよ|「論語」雍也第六07 2021年9月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季孫氏が閔子騫を斉の国の費の代官にしようとした。閔子騫はその使者に言った。どうぞ丁寧に私のためにお断りしてください。もしまた再び(代官にしようとして)いらっしゃるのであれば、私は …
論語、素読会 政に従うに於て何か有らん|「論語」雍也第六06 2021年8月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が孔子に問うた、仲由は政治を担当させられるでしょうか? 孔先生がおっしゃった、彼は決断力があります。政治を担当させることにおいて何か …
論語、素読会 回や、其の心三月仁に違わず|「論語」雍也第六05 2021年8月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回や、おまえの心は久しい間でも仁から離れることはないね。ほかのものはせいぜい日に一度や月に一度、仁を行う程度だ。|「 …
論語、素読会 山川其れ諸を舎てんや|「論語」雍也第六04 2021年8月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が仲弓の人物についておっしゃった、ごく普通の牛の子であっても毛が赤く角があれば、祭祀の生け贄として用いないと思っても、神が捨てては(放っては)置かないだろう。|「論語」雍也 …
論語、素読会 以て爾が鄰里郷党に与えんか|「論語」雍也第六03 2021年8月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子華が斉の国に使いで出かけた。冉子が子華の留守中に子華の母に食料を届けてくださいと請うた。孔先生がおっしゃった、ひと釜を与えるようにと。少 …
論語、素読会 孔子辞するに疾を以てす|「論語」陽貨第十七20 2025年4月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孺悲が孔先生に会いたいと言って訪ねてきた。孔先生は(面会を)断るのに病気だと伝えた。対応するものが戸口を出た。(孔先生は)瑟を取り出して歌 …
論語、素読会 天何をか言うや|「論語」陽貨第十七19 2025年3月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はもう何も言うことはないと思うと。子貢が言った、先生がもし何も言わなければ、どうして私たちが何を学び伝えたらいいのでしょう。孔先生がおっしゃった、天は何を …
論語、素読会 利口の邦家を覆す者を悪む|「論語」陽貨第十七18 2025年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、正色ではない紫が、正色の朱(の価値)を奪うをにくむ。みだらな鄭の国の音楽が正当な音楽をかき乱すのをにくむ。口が達者で …
論語、素読会 巧言令色、鮮なし仁|「論語」陽貨第十七17 2025年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ことば巧みでいい顔をして媚びへつらう人は、思いやりが少ないなぁ。|「論語」陽貨第十七17 【現代に活かす論語】口先ばかりでいい顔ばかりの人は思いやりが …
論語、素読会 古者民に三疾有り。今や或は是れ亡きなり|「論語」陽貨第十七16 2025年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、昔、民には三つの心配事があったが、今はどうやら無くなってしまったようだ。昔の「狂」すなわち熱中してものごとが見えなく …
論語、素読会 鄙夫は与に君に事うべけんや|「論語」陽貨第十七15 2025年2月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、心が狭くいやしい者とは一緒に君に仕えることができないだろう。彼がまだ地位や俸禄を得ないときは、これを得ることを心配す …
論語、素読会 徳を之れ棄つるなり|「論語」陽貨第十七14 2025年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、人間が生まれながらに積み重ねていく「徳」を捨てるようなものだ。|「論語」陽貨第十七14 …
論語、素読会 郷原は徳の賊なり|「論語」陽貨第十七13 2025年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、地方の一部の地域で(一見)まじめなように振る舞うさまは、(実は)信頼や思いやりなどの徳性を高めることを損なうことになる。|「論語」陽貨第十七13 【現 …
論語、素読会 其れ猶穿窬の盗のごときか|「論語」陽貨第十七12 2025年1月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、顔つきはきびしくて内心が軟弱であるのは、小人・一般の人に例えて言えば、こそどろのようなものだ。|「論語」陽貨第十七1 …
論語、素読会 礼と云い礼と云うも、玉帛を云わんや|「論語」陽貨第十七11 2025年1月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「礼」だ「礼」だと言うが、参内するときの礼物のことだけを言っているのではないか。(本当に心を込めて敬っているのか。) …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14 「道」は道く( …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。人間が生 …