論語、素読会 孔文子は何を以て之を文と謂うや|「論語」公冶長第五15 2021年7月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢がこのように尋ねた、孔文子はどうして「文」という最上の贈り名を得たのですか? 孔先生がおっしゃった、生まれつき利発ながら学問に熱心で、 …
論語、素読会 唯聞く有らんことを恐る|「論語」公冶長第五14 2021年7月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路は孔子の教えを聞き、それを実践することができずにいると、さらに(新しい)教えを聞くことを恐れた。|「論語」公冶長第五14 【現代 …
論語、素読会 夫子の文章は、得て聞くべきなり|「論語」公冶長第五13 2021年7月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言った、孔先生の文章についてのお話し、つまり人にあらわれる徳についてや国家の制度や規範についての話を拝聴する機会がある。しかし、孔先 …
論語、素読会 賜や爾が及ぶ所に非ざるなり|「論語」公冶長第五12 2021年7月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言った、私は私に無理強いすることを望まないので、人に無理強いすることが無いようにしたいと思います。孔先生がおっしゃった、賜よまだお前 …
論語、素読会 棖や慾あり。焉んぞ剛なるを得ん|「論語」公冶長第五11 2021年7月3日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は本当に強いひとに会ったことがないと。するとある人が申棖がおりますと答えておっしゃった。孔先生がおっしゃった、棖は …
論語、素読会 今吾人に於けるや、其の言を聴きて其の行いを観る|「論語」公冶長第五10 2021年7月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 宰予が昼寝をした。孔先生がおっしゃった、腐った木には彫刻のしようがないし、腐った土塀には上塗りできない。予(宰予)を責めたところで仕方がな …
論語、素読会 如かざるなり。吾と女と如ざるなり|「論語」公冶長第五09 2021年7月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が子貢に尋ねておっしゃった。「お前と回とどちらがまさると思うか?」子貢はお答えした。「私がどうして回と比べることができるでしょうか。 …
論語、素読会 其の仁を知らざるなり|「論語」公冶長第五08 2021年6月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孟武伯が尋ねた「子路は仁者でしょうか。」孔先生がおっしゃった「子路が仁者かどうかは分からない。」と。孟武伯は同じことを重ねて尋ねた。孔先生がおっしゃった、「由は千乗の規模を誇る国 …
論語、素読会 我に従わん者は其れ由なるか|「論語」公冶長第五07 2021年6月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、国で正しい政治が行われないので、いかだに乗って海にでも逃げ出したい想いだ。私に付いてきてくれるのは由、お前くらいだな …
論語、素読会 吾斯を之れ未だ信ずること能わず|「論語」公冶長第五06 2021年6月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が漆彫開に仕官を勧められた。漆彫開は「仕官することについて、私はまだ充分ではないので自信がありません。」と答えた。孔先生はよろこばれ …
論語、素読会 曰わく、恭寛信敏恵なり|「論語」陽貨第十七06 2024年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が「仁」について孔子に尋ねた。孔先生がおっしゃった、よく五つのことを天下に行うことを「仁」というと。(子張は)これは(五つのこととは) …
論語、素読会 吾は其れ東周を為さんか|「論語」陽貨第十七05 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 公山弗擾が(自分の任地である)費において謀反を起こした。そして(孔子を)招いた。(孔)先生は行かれようとされた。子路はこれをよろこばずに言 …
論語、素読会 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん|「論語」陽貨第十七04 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔)先生が武城に行って、弦楽器の(礼楽に則った正しい)響きを聞かれた。孔先生はにっこりと笑っておっしゃった、鶏を料理するのにどうして牛刀 …
論語、素読会 唯上知と下愚とは移らず|「論語」陽貨第十七03 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ただすぐれた聖人ととてつもない愚か者は(自ら)変わらない。|「論語」陽貨第十七03 【現代に活かす論語】ただ有 …
論語、素読会 性相近きなり、習相遠きなり|「論語」陽貨第十七02 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人は生まれつきの本質に差はないが、習慣によってへだたりが大きくなる。|「論語」陽貨第十七02 【現代に活かす論 …
論語、素読会 諾、吾将に仕えんとす|「論語」陽貨第十七01 2024年10月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陽貨は孔子に会いたいと臨んでいた。孔子は拝謁しなかった。(陽貨は)孔子に豚を贈った。孔子は彼が留守の時を見計らって行ってこの謝礼をした。(ところが)彼に道で出会ってしまった。(陽 …
論語、素読会 邦君の妻、君之を称して夫人と曰う|「論語」季氏第十六14 2024年10月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 国の君主の妻、君はこれを夫人ととなえる。夫人は自ら小童ととなえる。国の人(国民)はこれを称して君夫人と言う。他国の人にこれを称して寡小君と …
論語、素読会 詩を聞き、礼を聞き、又君子の其の子を遠ざくるを聞くなり|「論語」季氏第十六13 2024年10月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳亢が伯魚に尋ねて言った、(他の親子のように)先生もまた(私たちが)聞いていたことと違う(親子ならではの)話がありますか?(伯魚が)答えて …
論語、素読会 民今に到るまで之を称す|「論語」季氏第十六12 2024年10月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「詩経」には「誠に富によらず、また(富とは)異なるものによる。」とある。斉の恵公は馬を四千頭所有していた。死亡した日 …
論語、素読会 隠居して以て其の志を求め、義を行いて以て其の道を達す|「論語」季氏第十六11 2024年9月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、善いことを見ては及んでいないかのようにする。善くないことをみては、熱い湯に手を入れたときのようにする(すぐ手を引くよ …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …