論語、素読会 申申如たり、夭夭如たり|「論語」述而第七04 2021年10月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が家でくつろいでいるときは、のびのびとして、にこやかな顔つきであった。|「論語」述而第七04 【現代に活かす論語】家でくつろぐ孔子は、のびのびとしてにこやかな顔をして …
論語、素読会 是れ吾が憂なり|「論語」述而第七03 2021年10月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、徳性を修めることができないこと、学問を究められないこと、正しいことを聞いてもそれを行うことができないこと、悪い行いを改めることができないこと、これが私が心配 …
論語、素読会 黙して之を識し、学びて厭わず、人を誨えて倦まず|「論語」述而第七02 2021年10月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、学んだことを黙って心に深く刻んで忘れないようにし、学ぶことを苦労と思わない。学んだことをひとに教えて怠らない。これ以 …
論語、素読会 述べて作らず。信じて古を好む|「論語」述而第七01 2021年10月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は古くから伝わる教えを述べているのであって、新しく作り出しているのではない。先人の教えを信じ、先人の道を好んでいる …
論語、素読会 能く近く譬を取る。仁の方と謂うべきのみ|「論語」雍也第六28 2021年9月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が孔子に言った、もし広く人民に善意を施し、よく民衆を救うことができたなら、思いやりあるひと、仁者と言えるでしょうか。孔先生がおっしゃっ …
論語、素読会 中庸の徳たるや、其れ至れるかな|「論語」雍也第六27 2021年9月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、過ぎることもなくいつまでも変わらない道徳というものは最高であるなぁ。それが行えるひとが少なくなって久しいなぁ。|「論 …
論語、素読会 予が否なる所の者は、天之を厭たん|「論語」雍也第六26 2021年9月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が南子に会われたが、子路はこれを喜ばなかった。孔先生は子路に誓うように言われた、もし私によくないところがあれば、天の神様は見限るだろ …
論語、素読会 亦以て畔かざるべし|「論語」雍也第六25 2021年9月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人は広く文化的なことを学び、学んだことを引き締めて実行するために礼節を大事にすれば、(道に)背くことはないであろう。|「論語」雍也第六25 …
論語、素読会 欺くべきも、罔うべからざるなり|「論語」雍也第六24 2021年9月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 宰我が孔子に尋ねた、仁徳があるひとは、井戸にひとが墜ちていると告げられたら、それを信じて助けるでしょうか。孔先生がおっしゃった、どうしてそ …
論語、素読会 觚觚ならず。觚ならんや|「論語」雍也第六23 2021年9月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、觚の角が無くなっていては、觚であるといえるだろうか。觚であるといえない。|「論語」雍也第六23 【現代に活かす論語】本来の形式を失っていては、その存在 …
論語、素読会 必ずや親の喪か|「論語」子張第十九17 2025年10月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 曽子が言う、私は孔先生にこう聞いたことがある、人は、自分の思いを述べることがなかなかないが、きっとあるとすれば親の喪だろう、と。|「論語」子張第十九17 【現代に活かす論語 …
論語、素読会 与に並びて仁を為し難し|「論語」子張第十九16 2025年10月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 曽子が言う、堂々として立派だなあ張(子張)は。しかし、一緒に並んで(歩んで)仁・心の徳性を重ね高めることは難しい、と。|「論語」子張第十九 …
論語、素読会 然れども未だ仁ならず|「論語」子張第十九15 2025年10月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言う、私の友達の子張は(人が)できにくいことを成し遂げることができる。そうであっても、未だに仁者とはいえないだろう、と。|「論語」子張第十九15 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 喪は哀を致して止む|「論語」子張第十九14 2025年10月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言う、死者を悼み葬る「喪」は、かなしみを極めるだけである。|「論語」子張第十九14 【現代に活かす論語】家族、親戚の死にあたっては、ただ悲しみを深めるだけです。形式に …
論語、素読会 仕えて優なれば則ち学ぶ|「論語」子張第十九13 2025年10月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、仕官して充足すれば学ぶ。学んで充足すれば仕官する。|「論語」子張第十九13 【現代に活かす論語】社会人になって余裕ができ …
論語、素読会 始有り卒有る者は、其れ唯聖人か|「論語」子張第十九12 2025年10月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言う、子夏の門人たちは掃除や応対、立ち居振る舞いについてはよくできている。しかしそれは、そもそも重要ではない。彼らが根源を究めている …
論語、素読会 大徳は閑を踰えず|「論語」子張第十九11 2025年10月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、人が生まれながらに重ねていく大きな徳性(仁・義・信・礼・智)は節度を超えてはいけない。日常の細かい礼節に過不足があったとしても、多少はよいだろうと。|「論語」子張第十 …
論語、素読会 君子信ぜられて而して後に其の民を労す|「論語」子張第十九10 2025年10月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、君子・徳の高い立派な人物は信頼されて(信頼関係を築いて)その後に、人民を労働させる。まだ信頼されていなければ、人民は自分たちを …
論語、素読会 君子に三変有り|「論語」子張第十九09 2025年10月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、君子・徳の高い立派な人物には三つの変化があると。君子を遠くから見るとおごそかであり、君子を近づけば温かみがあり、君子の言葉を聴けば厳粛で厳しい。|「論語」子張第十九0 …
論語、素読会 小人の過つや、必ず文る|「論語」子張第十九08 2025年10月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、徳のないつまらない人物は必ず言い繕うとする。|「論語」子張第十九08 【現代に活かす論語】徳が無い、つまらない人は、必ず …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)孔丘(こうきゅう)丘(きゅう) 姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14君子学以致其道。君子・ …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」(とく)は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。 …