論語、素読会 仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す|「論語」里仁第四02 2021年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、仁徳がない者は、久しく逆境にいることができない。長く幸福を楽しむことはできない。仁徳がある者は安定して安らかに仁を実 …
論語、素読会 仁に里るを美と為す|「論語」里仁第四01 2021年5月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「仁」の心を自分に置いている(自分の身についている)ことが美しい。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。| …
論語、素読会 吾何を以て之を観んや|「論語」八佾第三26 2021年5月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとびとの上に立つ者で寛容でなく、祭祀を行うにも敬わず、葬儀に臨んで心から哀しまなければ、私はどうしてその人柄に価値を見ることができるだろう。|「論語」八佾 …
論語、素読会 武を謂わく、美を尽せり、未だ善を尽さざるなり|「論語」八佾第三25 2021年5月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が批評しておっしゃった、舜の韶という音楽は、美をつくし善をつくしているなあ。武王の音楽を批評しておっしゃった、美は尽くしているが、ま …
論語、素読会 天将に夫子を以て木鐸と為さんとす|「論語」八佾第三24 2021年5月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の国境にある儀の関守が孔先生にお目にかかりたいと申し出た。関守は言った、立派な方がここに来られた際、私はかつて一度もお目にかかれなかった …
論語、素読会 楽は其れ知るべきなり|「論語」八佾第三23 2021年4月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が魯の楽官の長に音楽について語られておっしゃるには、演奏はその型を知ることができる。楽曲の始めに金属打楽器の合奏があり、各楽器が存分に奏でながらひとつの音のように調和し、さ …
論語、素読会 管氏にして礼を知らば、孰か礼を知らざらん|「論語」八佾第三22 2021年4月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、管仲の器は小さいね。これを聞いたある人が言った、管仲の生活はつつましかったのでしょうか。孔先生が答えられた、管仲は邸 …
論語、素読会 成事は説かず、遂事は諫めず、既往は咎めず|「論語」八佾第三21 2021年4月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の君子、哀公が土地の神を祀る「社」について孔子の弟子の宰我に尋ねられた。宰我は答えて言った。夏代の君子は松を植え、殷代の君子は柏を植えま …
論語、素読会 関雎は楽しみて淫せず、哀しみて傷らず|「論語」八佾第三20 2021年4月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、関雎の詩は楽しいところは楽しみすぎるということはなく、哀しく感じる部分も哀しすぎるということはなく、調和が取れた詩で …
論語、素読会 君は臣を使うに礼を以てし、臣は君に事うるに忠を以てす|「論語」八佾第三19 2021年4月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 定公は問われました、君子が臣下を使い、臣下が君子に仕えるにはどうしたらよいか。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまこと …
論語、素読会 曰わく、恭寛信敏恵なり|「論語」陽貨第十七06 2024年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が「仁」について孔子に尋ねた。孔先生がおっしゃった、よく五つのことを天下に行うことを「仁」というと。(子張は)これは(五つのこととは) …
論語、素読会 吾は其れ東周を為さんか|「論語」陽貨第十七05 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 公山弗擾が(自分の任地である)費において謀反を起こした。そして(孔子を)招いた。(孔)先生は行かれようとされた。子路はこれをよろこばずに言 …
論語、素読会 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん|「論語」陽貨第十七04 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔)先生が武城に行って、弦楽器の(礼楽に則った正しい)響きを聞かれた。孔先生はにっこりと笑っておっしゃった、鶏を料理するのにどうして牛刀 …
論語、素読会 唯上知と下愚とは移らず|「論語」陽貨第十七03 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ただすぐれた聖人ととてつもない愚か者は(自ら)変わらない。|「論語」陽貨第十七03 【現代に活かす論語】ただ有 …
論語、素読会 性相近きなり、習相遠きなり|「論語」陽貨第十七02 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人は生まれつきの本質に差はないが、習慣によってへだたりが大きくなる。|「論語」陽貨第十七02 【現代に活かす論 …
論語、素読会 諾、吾将に仕えんとす|「論語」陽貨第十七01 2024年10月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陽貨は孔子に会いたいと臨んでいた。孔子は拝謁しなかった。(陽貨は)孔子に豚を贈った。孔子は彼が留守の時を見計らって行ってこの謝礼をした。(ところが)彼に道で出会ってしまった。(陽 …
論語、素読会 邦君の妻、君之を称して夫人と曰う|「論語」季氏第十六14 2024年10月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 国の君主の妻、君はこれを夫人ととなえる。夫人は自ら小童ととなえる。国の人(国民)はこれを称して君夫人と言う。他国の人にこれを称して寡小君と …
論語、素読会 詩を聞き、礼を聞き、又君子の其の子を遠ざくるを聞くなり|「論語」季氏第十六13 2024年10月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳亢が伯魚に尋ねて言った、(他の親子のように)先生もまた(私たちが)聞いていたことと違う(親子ならではの)話がありますか?(伯魚が)答えて …
論語、素読会 民今に到るまで之を称す|「論語」季氏第十六12 2024年10月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「詩経」には「誠に富によらず、また(富とは)異なるものによる。」とある。斉の恵公は馬を四千頭所有していた。死亡した日 …
論語、素読会 隠居して以て其の志を求め、義を行いて以て其の道を達す|「論語」季氏第十六11 2024年9月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、善いことを見ては及んでいないかのようにする。善くないことをみては、熱い湯に手を入れたときのようにする(すぐ手を引くよ …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …