論語、素読会

朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり|「論語」里仁第四08

孔先生がおっしゃった、もしも朝にひととしての道理を聞くことができたら、夕方に死んでも構わない。|「論語」里仁第四08

【現代に活かす論語】
事物の真の道理を知ることができたらいつ死んでも構わない。リーダーはそれほどの気概を持った人物でありたい。

論語、素読会』YouTube動画
00:00 章句の検討 里仁第四08
05:05 章句の検討 里仁第四09
13:25 「里仁第四」01-26 素読
2021.5.25収録

【解釈】

子曰わく、朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり。|「論語」里仁第四08
子曰、朝聞道、夕死可矣。

「道」(みち)とは、ひとが生まれながらに進化していく道、道理。

孔先生がおっしゃった、もしも朝にひととしての道理を聞くことができたら、夕方に死んでも構わない。

【解説】

ひとが生まれながらに徳を重ねて進化していく道が道徳です。ひとは「道」を求め聞いてそれを実践し体得していく、ひとにとって大切なことだと私は捉えています。それを聞くこと知ることができたらいつ死んでも構わないとは、死ぬまで探求し続けるものというニュアンスも伝わってきます。


「論語」参考文献|論語、素読会
里仁第四07< | >里仁第四09


【原文・白文】
 子曰、朝聞道、夕死可矣。

(子曰わく、朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、朝(あした)に道(みち)を聞(き)けば、夕(ゆうべ)に死(し)すとも可(か)なり。


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