論語、素読会 焉んぞ佞を用いん|「論語」公冶長第五05 2021年6月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 ある人が、雍は仁者だがうまく言葉で伝えることができないと親しげに言った。孔先生がおっしゃった、どうして口が達者である必要があるか。人に口数で対抗しようとすると、しばしば人に憎まれ …
論語、素読会 子曰わく、女は器なり|「論語」公冶長第五04 2021年6月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が孔先生に「私はいかがでしょうか」と尋ねた。孔先生がおっしゃった「お前は器である。」と。子貢は言います。「どのような器でしょうか?」孔先生は「宗廟の祭で使う大切な瑚璉であるよ …
論語、素読会 子、子賤を謂う、君子なるかな若き人|「論語」公冶長第五03 2021年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が子賤の人柄を批評して、「君子(人の上に立つ立派な人)とは彼のようなひとをいうのだなぁ。もし魯に君子と呼べるひとが居なければ、彼はど …
論語、素読会 子、南容を謂う|「論語」公冶長第五02 2021年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が南容の人柄を批評して、国の政治が道理の上に行われれば必要となり任用され、国の政治が道理の上に行われないときでも刑罰を免れるだろう。と言って、孔子の兄の娘を妻にさせた。|「 …
論語、素読会 子、公冶長を謂う、妻すべきなり|「論語」公冶長第五01 2021年6月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が公冶長の人柄を批評して、「結婚させるのにふさわしい人柄だ。投獄されたことがあったが、それは罪ではなかった。」と言って、孔子の娘を妻 …
論語、素読会 朋友に數すれば、斯に疏んぜらる|「論語」里仁第四26 2021年6月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言った。君主に仕えてしつこく諫めたりし過ぎると、嫌われ恥をかくことになる。親しい友だちにしつこく忠告すると嫌われ疎まれるようになる。 …
論語、素読会 徳は孤ならず、必ず鄰有り|「論語」里仁第四25 2021年6月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、善行を重ねていくことは孤独ではない。必ずこれに共感してくれるひとがいる。|「論語」里仁第四25 【現代に活かす …
論語、素読会 君子は言に訥にして、行いに敏ならんと欲す|「論語」里仁第四24 2021年6月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派なひとは、口が重くてたどたどしくても、行動はすばやくありたいと思うものだよ。|「論語」里仁第四24 …
論語、素読会 約を以て之を失う者は鮮し|「論語」里仁第四23 2021年6月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、つつましやかで控えめにしているひとで、失敗しているひとは少ない。|「論語」里仁第四23 【現代に活かす論語】リ …
論語、素読会 言を之れ出さざるは、躬の逮ばざるを恥じてなり|「論語」里仁第四22 2021年6月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、昔のひとが軽々しく口に出さなかったのは、実行がなかなか伴わないことを恥じたからである。|「論語」里仁第四22 …
論語、素読会 言を知らざれば、以て人を知ること無きなり|「論語」堯曰第二十04 2025年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、天命を知らなければ、君子・人の上に立つ立派なリーダーである資格がない。礼楽、礼節や規範を知らなければ、一人前として世 …
論語、素読会 之を有司と謂う|「論語」堯曰第二十03 2025年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が孔先生に尋ねて言うには、どうしたら政治に(上手く)たずさわることができましょうかと。孔先生がおっしゃった、「五美」を尊び「四悪」を排除すれば、そのことによって政治にたずさわ …
論語、素読会 天下の民心を帰せん|「論語」堯曰第二十02 2025年11月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 おもり、ますなどの度量衡を厳正にし、法律や制度を明確にし、衰退した官職を復活させれば、天下の政治がうまく行われるだろう。滅んだ国を復興させ、後継者が絶えた家を引き継がせ、隠居して …
論語、素読会 周に大いなる賚有り。善人是れ富めり|「論語」堯曰第二十01 2025年11月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 尭帝が言われた、あぁ、なんじ舜よ、天にかわって国を治める役目が、なんじの身に下りてきた。確かに(政治の)中道を選び執り行え。天下が困窮すれ …
論語、素読会 之を如何ぞ其れ及ぶべけんや|「論語」子張第十九25 2025年11月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳子禽が子貢に告げて言うには、先生(子貢)は謙遜しています。仲尼(孔)先生がどうして先生より優れているのでしょうか、と。子貢が言う、君子・ …
論語、素読会 仲尼は日月なり|「論語」子張第十九24 2025年11月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 叔孫武叔が仲尼(孔子)を悪く言った。子貢が言った、(そのようなことは)なさらないといいと思います。仲尼先生を悪く言うべきではありません。他の賢者は小高い丘のようなものです。仲尼先 …
論語、素読会 子貢は仲尼より賢れり|「論語」子張第十九23 2025年11月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の大夫・叔孫武叔が他の大夫に朝廷でこう語った、子貢は仲尼(孔子)より優れているなぁ、と。子服景伯がこれを子貢に伝えた。子貢は言う、それ(私と孔先生の能力)を家の周りの垣根に例え …
論語、素読会 夫子焉にか学ばざらん|「論語」子張第十九22 2025年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の国の公孫朝が子貢に尋ねて言った、仲尼(孔子)はどこで誰に学んだのですか?と。子貢が答えて言う、周の文王と武王の道(文武の道)・正しい道義は亡びず人々の中に在ります。人徳がある …
論語、素読会 君子の過や、日月の食の如し|「論語」子張第十九21 2025年11月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、君子・人の上に立つ立派な人の過ちは、太陽や月の欠け、つまり日蝕や月蝕のようなものだと。失敗すると人は皆、君子を見る。(間違 …
論語、素読会 天下の悪皆焉に帰す|「論語」子張第十九20 2025年11月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、紂王の悪事はそれほどひどいものではなかった。これによって君子・人の上に立つ立派な人は(評価が)低い方に居ることをいやがった。天下の悪事がすべて紂王に集まったのであ …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)孔丘(こうきゅう)丘(きゅう)仲尼(ちゅうじ) 姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」(れい)とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14君子学以致其道。君子・ …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」(とく)は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。 …