論語、素読会 諸夏の亡きが如くならざるなり|「論語」八佾第三05 2021年4月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、未開の民族といって蔑む国に立派な君主があるのは、中国で君主がいても君主がいないかのように国が乱れているようなものでは …
論語、素読会 礼は其の奢らんよりは寧ろ倹なれ|「論語」八佾第三04 2021年4月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 林放が礼の根本を尋ねた。孔先生がおっしゃった、重大な質問だな。祭礼は派手にするよりもむしろ控えめにする方がよい。お葬式は形式が整うよりむし …
論語、素読会 人にして仁あらずんば、礼を如何にせん|「論語」八佾第三03 2021年4月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、もし人において人を敬う心がなければ、いかに儀礼を形式的に行っても何になるのだろうか。もし人において人を敬う心がなけれ …
論語、素読会 相くるに維れ辟公あり、天子穆穆たりと|「論語」八佾第三02 2021年4月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 大夫は、祖先の祭りの際に詩経の一節「雍」を歌わせた。孔先生がおっしゃった、「雍」の一句にある「祭りを助けるのは諸侯、天子は威厳があって上品 …
論語、素読会 是をも忍ぶべくんば、孰れをか忍ぶべからざらんや|「論語」八佾第三01 2021年4月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季氏を批評して孔先生がおっしゃった、季氏は家老の身分で天子の八佾を庭で舞わせた。これを容認してしまえば、どんなことも容認できないことはない …
論語、素読会 義を見て為さざるは、勇無きなり|「論語」為政第二24 2021年4月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、自分の先祖でもないのに祭るのは媚びへつらいである。正義だと知りながら行わないのは、勇気がないのだ。|「論語」為政第二 …
論語、素読会 其れ或いは周を継ぐ者は、百世と雖も知るべきなり|「論語」為政第二23 2021年3月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が尋ねた。十世代も以前のことを知ることはできますか、と。孔先生がおっしゃった、殷代の規範は夏代の規範を基にしており、若干の変化があると …
論語、素読会 人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり|「論語」為政第二22 2021年3月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人として信義がなければその人のよさはなく、どうにもならない。大車と牛をつなぎ止める木が無く、小車と馬を繋ぐ部分が無け …
論語、素読会 書に云う、孝なるかな惟れ孝、兄弟に友に、有政に施す|「論語」為政第二21 2021年3月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 ある人が孔子に尋ねました。先生はなぜ政治に直接携わらないのですか?孔先生がおっしゃった、書経には「大切なのは孝行、親に素直で、兄弟は仲睦ま …
論語、素読会 之に臨むに荘を以てすれば則ち敬す|「論語」為政第二20 2021年3月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の大夫、季康子が孔子に尋ねた。人民に敬意と忠誠の念をもって仕事に精を出させるにはどうすればいいか?と。孔先生がおっしゃった、これ(政治) …
論語、素読会 与に並びて仁を為し難し|「論語」子張第十九16 2025年10月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 曽子が言う、堂々として立派だなあ張(子張)は。しかし、一緒に並んで(歩んで)仁・心の徳性を重ね高めることは難しい、と。|「論語」子張第十九 …
論語、素読会 然れども未だ仁ならず|「論語」子張第十九15 2025年10月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言う、私の友達の子張は(人が)できにくいことを成し遂げることができる。そうであっても、未だに仁者とはいえないだろう、と。|「論語」子張第十九15 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 喪は哀を致して止む|「論語」子張第十九14 2025年10月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言う、死者を悼み葬る「喪」は、かなしみを極めるだけである。|「論語」子張第十九14 【現代に活かす論語】家族、親戚の死にあたっては、ただ悲しみを深めるだけです。形式に …
論語、素読会 仕えて優なれば則ち学ぶ|「論語」子張第十九13 2025年10月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、仕官して充足すれば学ぶ。学んで充足すれば仕官する。|「論語」子張第十九13 【現代に活かす論語】社会人になって余裕ができ …
論語、素読会 始有り卒有る者は、其れ唯聖人か|「論語」子張第十九12 2025年10月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子游が言う、子夏の門人たちは掃除や応対、立ち居振る舞いについてはよくできている。しかしそれは、そもそも重要ではない。彼らが根源を究めている …
論語、素読会 大徳は閑を踰えず|「論語」子張第十九11 2025年10月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、人が生まれながらに重ねていく大きな徳性(仁・義・信・礼・智)は節度を超えてはいけない。日常の細かい礼節に過不足があったとしても、多少はよいだろうと。|「論語」子張第十 …
論語、素読会 君子信ぜられて而して後に其の民を労す|「論語」子張第十九10 2025年10月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、君子・徳の高い立派な人物は信頼されて(信頼関係を築いて)その後に、人民を労働させる。まだ信頼されていなければ、人民は自分たちを …
論語、素読会 君子に三変有り|「論語」子張第十九09 2025年10月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、君子・徳の高い立派な人物には三つの変化があると。君子を遠くから見るとおごそかであり、君子を近づけば温かみがあり、君子の言葉を聴けば厳粛で厳しい。|「論語」子張第十九0 …
論語、素読会 小人の過つや、必ず文る|「論語」子張第十九08 2025年10月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言う、徳のないつまらない人物は必ず言い繕うとする。|「論語」子張第十九08 【現代に活かす論語】徳が無い、つまらない人は、必ず …
論語、素読会 君子学びて以て其の道を致す|「論語」子張第十九07 2025年9月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が言った、職人は仕事場に居てその役割を成す。君子・人の上に立つ立派なリーダーは学ぶことでその道を究める。|「論語」子張第十九07 …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)孔丘(こうきゅう)丘(きゅう) 姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14君子学以致其道。君子・ …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」(とく)は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。 …