論語、素読会 君に事えて礼を尽くせば|「論語」八佾第三18 2021年4月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子に仕えるのに礼儀、礼節を尽くすのは当然であるが、しかし世間の人は媚びへつらっているという。|「論語」八佾第三18 【現代に活かす論語】上司に仕える …
論語、素読会 我は其の礼を愛しむ|「論語」八佾第三17 2021年4月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢は毎月一日に行う羊の肉のお供えを止めようと思った。孔先生がおっしゃった、賜よ、お前は生け贄の羊一頭が惜しいようだが、私は止めることによって「礼」が失われることが惜しいよ。|「 …
論語、素読会 射は皮を主とせず。力科を同じくせざるが為なり|「論語」八佾第三16 2021年4月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、射道は的を射ることではない。人によって能力が違うので(的を射貫く力だけでは競わず)、(所作や振る舞いを含めて)力量を …
論語、素読会 子之を聞きて曰わく、是れ礼なり|「論語」八佾第三15 2021年4月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生は君主の先祖の霊を祀った廟で祭礼にたずさわったとき、儀式について一々先輩に質問した。ある人が言った、誰かが鄹の田舎役人の子が祭礼の儀 …
論語、素読会 吾は周に従わん|「論語」八佾第三14 2021年4月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、周は夏と殷の二代を手本として、素晴らしい文化を建設した。私は周の文化、礼法に従いたい。|「論語」八佾第三14 【現代に活かす論語】過去の歴史において手 …
論語、素読会 罪を天に獲れば、禱る所無なきなり|「論語」八佾第三13 2021年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の大夫、王孫賈が孔先生に尋ねました。奧の神にこびるよりは寧ろかまどの神にこびよというのは、どういう意味でしょうか? 孔先生がおっしゃった …
論語、素読会 祭ること在すが如くし、神を祭ること神在すが如くす|「論語」八佾第三12 2021年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 祖先の霊を祭るには、祖先がそこにいるかのように祭る。神を祭るには、神が目の前にいるかのように祭る。孔先生がおっしゃった、私は自ら祭りに参列 …
論語、素読会 其の説を知る者の天下におけるや、其れ諸を斯に示るが如きかと|「論語」八佾第三11 2021年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 ある人が天子が行うべき禘祭の意義について尋ねた。孔先生は応えておっしゃった。知らないと。その意義を知る人が天下を治めることができるのは、手 …
論語、素読会 吾之を観ることを欲せず|「論語」八佾第三10 2021年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、禘の祭において、先祖の魂を招く儀式あたりまではいいとして、それ以降は見るに堪えるものではない。|「論語」八佾第三10 【現代に活かす論語】形だけの祭礼 …
論語、素読会 文獻足らざるが故なり。足らば則ち吾能く之を徴とせん|「論語」八佾第三09 2021年4月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は夏の国の制度についてよく話をするが、夏の子孫の国である杞には、それを証明するものが足りない。私は殷の国の制度につ …
論語、素読会 曰わく、恭寛信敏恵なり|「論語」陽貨第十七06 2024年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が「仁」について孔子に尋ねた。孔先生がおっしゃった、よく五つのことを天下に行うことを「仁」というと。(子張は)これは(五つのこととは) …
論語、素読会 吾は其れ東周を為さんか|「論語」陽貨第十七05 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 公山弗擾が(自分の任地である)費において謀反を起こした。そして(孔子を)招いた。(孔)先生は行かれようとされた。子路はこれをよろこばずに言 …
論語、素読会 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん|「論語」陽貨第十七04 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔)先生が武城に行って、弦楽器の(礼楽に則った正しい)響きを聞かれた。孔先生はにっこりと笑っておっしゃった、鶏を料理するのにどうして牛刀 …
論語、素読会 唯上知と下愚とは移らず|「論語」陽貨第十七03 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ただすぐれた聖人ととてつもない愚か者は(自ら)変わらない。|「論語」陽貨第十七03 【現代に活かす論語】ただ有 …
論語、素読会 性相近きなり、習相遠きなり|「論語」陽貨第十七02 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人は生まれつきの本質に差はないが、習慣によってへだたりが大きくなる。|「論語」陽貨第十七02 【現代に活かす論 …
論語、素読会 諾、吾将に仕えんとす|「論語」陽貨第十七01 2024年10月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陽貨は孔子に会いたいと臨んでいた。孔子は拝謁しなかった。(陽貨は)孔子に豚を贈った。孔子は彼が留守の時を見計らって行ってこの謝礼をした。(ところが)彼に道で出会ってしまった。(陽 …
論語、素読会 邦君の妻、君之を称して夫人と曰う|「論語」季氏第十六14 2024年10月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 国の君主の妻、君はこれを夫人ととなえる。夫人は自ら小童ととなえる。国の人(国民)はこれを称して君夫人と言う。他国の人にこれを称して寡小君と …
論語、素読会 詩を聞き、礼を聞き、又君子の其の子を遠ざくるを聞くなり|「論語」季氏第十六13 2024年10月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳亢が伯魚に尋ねて言った、(他の親子のように)先生もまた(私たちが)聞いていたことと違う(親子ならではの)話がありますか?(伯魚が)答えて …
論語、素読会 民今に到るまで之を称す|「論語」季氏第十六12 2024年10月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「詩経」には「誠に富によらず、また(富とは)異なるものによる。」とある。斉の恵公は馬を四千頭所有していた。死亡した日 …
論語、素読会 隠居して以て其の志を求め、義を行いて以て其の道を達す|「論語」季氏第十六11 2024年9月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、善いことを見ては及んでいないかのようにする。善くないことをみては、熱い湯に手を入れたときのようにする(すぐ手を引くよ …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …