論語、素読会 文は猶質のごとく、質は猶文のごときなり|「論語」顔淵第十二08 2023年4月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 棘子成がいうには、人の上に立つ立派な人〔君子)は資質のみである。どうして教養を身につける必要があるだろうかと。子貢が言った、惜しいですね、 …
論語、素読会 民信無くんば立たず|「論語」顔淵第十二07 2023年4月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が政事について尋ねた。孔先生がおっしゃった、食糧を充実させ、軍備を充実させ、人民には「信」つまり信頼に足る行動をし嘘をつかないようにさせることだよ。子貢は尋ねて言った、どうし …
論語、素読会 子張明を問う|「論語」顔淵第十二06 2023年4月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張がものごとを明確にすること(正しく判断すること)について尋ねた、孔先生がおっしゃった、じわじわとしみこむような人を陥れるような悪口、肌身が切りつけられるような訴えに、動かされ …
論語、素読会 四海の内、皆兄弟なり|「論語」顔淵第十二05 2023年4月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 司馬牛が思いなやんで言う、人にはみな兄弟がいる。私だけ存在しない。子夏が答えて言うには、私(商)はこのように聞いている。死ぬも生きるも天命で人の力ではどうすることもできない。財産 …
論語、素読会 内に省みて疚しからざれば、夫れ何をか憂え何をか懼れん|「論語」顔淵第十二04 2023年4月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 司馬牛が「君子」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人〔君子)は思いなやむことなく恐れおののくことはない。(司馬牛が) …
論語、素読会 成敗は身に残る糟粕(そうはく)「論語と算盤」|論語コラム 2023年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 2023年3月、WBC(World Baseball Classic)の日本代表監督として、野球の日本代表を14年振りの優勝に導いた栗山英 …
論語、素読会 仁者は其の言や訒ぶ|「論語」顔淵第十二03 2023年4月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 司馬牛が「仁」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、仁がある人は発言が控えめである。(司馬牛が続けて)尋ねた、自分の発言を慎重にする、それを「仁」と言っていいのでしょうか。孔先生 …
論語、素読会 己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ|「論語」顔淵第十二02 2023年4月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 仲弓が「仁」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、家を出ては非常に大切なお客さんに会うように接し、人民を使うときには大事なお祭りを補佐して …
論語、素読会 己に克ちて礼に復るを仁と為す|「論語」顔淵第十二01 2023年4月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が「仁」について質問した。孔先生がおっしゃった、私欲に打ち勝ち礼儀や規範に立ちかえるのが「仁」である。たとえ一日でも私欲に打ち勝ち礼儀 …
論語、素読会 子路・曽晳・冉有・公西華、侍坐す|「論語」先進第十一25 2023年3月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路、曽晳、冉有、公西華が孔先生のそばに座っている。孔先生がおっしゃった、私があなたたちよりわずかに年上であるからといって、私にはばかる( …
論語、素読会 孔子辞するに疾を以てす|「論語」陽貨第十七20 2025年4月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孺悲が孔先生に会いたいと言って訪ねてきた。孔先生は(面会を)断るのに病気だと伝えた。対応するものが戸口を出た。(孔先生は)瑟を取り出して歌 …
論語、素読会 天何をか言うや|「論語」陽貨第十七19 2025年3月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はもう何も言うことはないと思うと。子貢が言った、先生がもし何も言わなければ、どうして私たちが何を学び伝えたらいいのでしょう。孔先生がおっしゃった、天は何を …
論語、素読会 利口の邦家を覆す者を悪む|「論語」陽貨第十七18 2025年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、正色ではない紫が、正色の朱(の価値)を奪うをにくむ。みだらな鄭の国の音楽が正当な音楽をかき乱すのをにくむ。口が達者で …
論語、素読会 巧言令色、鮮なし仁|「論語」陽貨第十七17 2025年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ことば巧みでいい顔をして媚びへつらう人は、思いやりが少ないなぁ。|「論語」陽貨第十七17 【現代に活かす論語】口先ばかりでいい顔ばかりの人は思いやりが …
論語、素読会 古者民に三疾有り。今や或は是れ亡きなり|「論語」陽貨第十七16 2025年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、昔、民には三つの心配事があったが、今はどうやら無くなってしまったようだ。昔の「狂」すなわち熱中してものごとが見えなく …
論語、素読会 鄙夫は与に君に事うべけんや|「論語」陽貨第十七15 2025年2月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、心が狭くいやしい者とは一緒に君に仕えることができないだろう。彼がまだ地位や俸禄を得ないときは、これを得ることを心配す …
論語、素読会 徳を之れ棄つるなり|「論語」陽貨第十七14 2025年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、人間が生まれながらに積み重ねていく「徳」を捨てるようなものだ。|「論語」陽貨第十七14 …
論語、素読会 郷原は徳の賊なり|「論語」陽貨第十七13 2025年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、地方の一部の地域で(一見)まじめなように振る舞うさまは、(実は)信頼や思いやりなどの徳性を高めることを損なうことになる。|「論語」陽貨第十七13 【現 …
論語、素読会 其れ猶穿窬の盗のごときか|「論語」陽貨第十七12 2025年1月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、顔つきはきびしくて内心が軟弱であるのは、小人・一般の人に例えて言えば、こそどろのようなものだ。|「論語」陽貨第十七1 …
論語、素読会 礼と云い礼と云うも、玉帛を云わんや|「論語」陽貨第十七11 2025年1月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「礼」だ「礼」だと言うが、参内するときの礼物のことだけを言っているのではないか。(本当に心を込めて敬っているのか。) …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14 「道」は道く( …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。人間が生 …