論語、素読会 松柏の彫むに後るるを知るなり|「論語」子罕第九28 2022年6月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、寒い時期になってはじめて、松や柏などの常緑樹が、他の草木が枯れるのに、枯れずに残ることがわかる。|「論語」子罕第九2 …
論語、素読会 何ぞ以て臧しとするに足らん|「論語」子罕第九27 2022年6月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、破れたどてらを着、上等な毛皮を着た地位や家柄が高い人の側に立って、恥辱と思わないのは、それは由くらいだなぁ。詩経にあ …
論語、素読会 匹夫も志を奪うべからざるなり|「論語」子罕第九26 2022年6月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、三軍規模の大軍に守られていてもその大将を奪うことはできる。ひとりの庶民であっても彼の志を奪うことはできない。|「論語 …
論語、素読会 忠信を主とし|「論語」子罕第九25 2022年6月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、偽りがないことを意識して、自分に及ばないひとを友人として付き合ってはならない。間違いを起こしたらすぐに正しいものに直すことに人目を気にすることはない。|「論 …
論語、素読会 吾之を如何ともする末きのみ|「論語」子罕第九24 2022年6月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、正しい道や礼にかなったことばは、大体従わないことはないであろうが、これを正しく直すことが価値があるのである。相手の気 …
論語、素読会 斯れ亦畏るるに足らざるのみ|「論語」子罕第九23 2022年6月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、後輩たちには敬服するべきである。どうして後の彼らが今の我々に匹敵すると言えないであろうか。四十歳五十歳になって評判に …
論語、素読会 秀でて実らざる者あり|「論語」子罕第九22 2022年6月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、苗として芽吹いても茂らなかったものがあるなぁ。草木が茂っても実らなかったものがあるねぇ。|「論語」子罕第九22 【現代に活かす論語】才能が芽吹いても成 …
論語、素読会 未だ其の止まるを見ざるなり|「論語」子罕第九21 2022年6月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が顔淵を評価しておっしゃった、惜しいなぁ。私は彼が前進するのを見ていたが、いままで止まることを見たことがなかった。|「論語」子罕第九 …
論語、素読会 之れ語げて惰らざる者は、其れ回なるか|「論語」子罕第九20 2022年6月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、伝え知らせたことを怠らずに実践したもの、それは回(顔淵)だけだな。|「論語」子罕第九20 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 進むは吾が往くなり|「論語」子罕第九19 2022年6月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、たとえば山を築くようである。まだひとかご分を築かずに(残して)止めるのはわたし(自分)が止めることである。たとえば土地を平らにするようである。もしひとかご分 …
論語、素読会 曰わく、恭寛信敏恵なり|「論語」陽貨第十七06 2024年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が「仁」について孔子に尋ねた。孔先生がおっしゃった、よく五つのことを天下に行うことを「仁」というと。(子張は)これは(五つのこととは) …
論語、素読会 吾は其れ東周を為さんか|「論語」陽貨第十七05 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 公山弗擾が(自分の任地である)費において謀反を起こした。そして(孔子を)招いた。(孔)先生は行かれようとされた。子路はこれをよろこばずに言 …
論語、素読会 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん|「論語」陽貨第十七04 2024年11月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔)先生が武城に行って、弦楽器の(礼楽に則った正しい)響きを聞かれた。孔先生はにっこりと笑っておっしゃった、鶏を料理するのにどうして牛刀 …
論語、素読会 唯上知と下愚とは移らず|「論語」陽貨第十七03 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ただすぐれた聖人ととてつもない愚か者は(自ら)変わらない。|「論語」陽貨第十七03 【現代に活かす論語】ただ有 …
論語、素読会 性相近きなり、習相遠きなり|「論語」陽貨第十七02 2024年10月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人は生まれつきの本質に差はないが、習慣によってへだたりが大きくなる。|「論語」陽貨第十七02 【現代に活かす論 …
論語、素読会 諾、吾将に仕えんとす|「論語」陽貨第十七01 2024年10月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陽貨は孔子に会いたいと臨んでいた。孔子は拝謁しなかった。(陽貨は)孔子に豚を贈った。孔子は彼が留守の時を見計らって行ってこの謝礼をした。(ところが)彼に道で出会ってしまった。(陽 …
論語、素読会 邦君の妻、君之を称して夫人と曰う|「論語」季氏第十六14 2024年10月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 国の君主の妻、君はこれを夫人ととなえる。夫人は自ら小童ととなえる。国の人(国民)はこれを称して君夫人と言う。他国の人にこれを称して寡小君と …
論語、素読会 詩を聞き、礼を聞き、又君子の其の子を遠ざくるを聞くなり|「論語」季氏第十六13 2024年10月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳亢が伯魚に尋ねて言った、(他の親子のように)先生もまた(私たちが)聞いていたことと違う(親子ならではの)話がありますか?(伯魚が)答えて …
論語、素読会 民今に到るまで之を称す|「論語」季氏第十六12 2024年10月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「詩経」には「誠に富によらず、また(富とは)異なるものによる。」とある。斉の恵公は馬を四千頭所有していた。死亡した日 …
論語、素読会 隠居して以て其の志を求め、義を行いて以て其の道を達す|「論語」季氏第十六11 2024年9月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、善いことを見ては及んでいないかのようにする。善くないことをみては、熱い湯に手を入れたときのようにする(すぐ手を引くよ …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …