論語、素読会 曰わく、之を教えん|「論語」子路第十三09 2023年6月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が衛の国に行った。冉有が御者としてお供した。孔先生がおっしゃった、人が多いなぁと。冉有が言う、おっしゃるとおり人が多いですね。(先生でしたら)ここに何を加えますか?孔先生が …
論語、素読会 子衛の公子荊を謂わく、善く室に居れり|「論語」子路第十三08 2023年6月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が公子荊ついておっしゃった、(公子荊は)善く家を治めた。はじめて(家財を)そなえて言うには、どうにか(礼に)かなったと。そしてもう少 …
論語、素読会 魯・衛の政は、兄弟なり|「論語」子路第十三07 2023年6月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、魯と衛の国の政治は、兄弟のように似ている。|「論語」子路第十三07 【現代に活かす論語】他の国の政治、他の企業 …
論語、素読会 其の身正しければ、令せずして行われ|「論語」子路第十三06 2023年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、(君子、人の上に立つ立派な人は)その人物自身の品行が正しければ、命令をしなくても(さまざま)行われる。その品行が正し …
論語、素読会 多しと雖も亦奚を以て為さん|「論語」子路第十三05 2023年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、詩経三百編を暗誦し(暗誦するほど精通し)、この人を任命して政治を任せたが任務を遂げることができず。周囲の国々に派遣し …
論語、素読会 上礼を好めば、則ち民敢て敬せざること莫し|「論語」子路第十三04 2023年6月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が農業を学びたいと願った。孔先生がおっしゃった、私は年老いた農民に及ばないよ。(燓遅はさらに)はたけを作ることを学びたいと願った。私は …
論語、素読会 故に君子は之に名づくれば、必ず言うべきなり。之を言えば、必ず行うべきなり|「論語」子路第十三03 2023年6月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が言った、衛の国の君が、孔先生を迎えて政治を行うとしたら、先生は何を先になさりたいですかと。孔先生がおっしゃった、きっと地位とその本分 …
論語、素読会 爾の知る所を挙げよ|「論語」子路第十三02 2023年6月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 仲弓が季氏の長官となって、〔孔子に)政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、(部下である)役人を先に立てて仕事を任せ、(彼らの)小さな過ちを許す器量を持ち、才能に優れた人物を採 …
論語、素読会 倦むこと無かれ|「論語」子路第十三01 2023年6月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、人民を導いて、人民をねぎらうことだと。(子路)はもう少し理解を助けてくださいと頼んだ。孔先生がおっしゃった、飽きないでやることだよ …
論語、素読会 君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔く|「論語」顔淵第十二24 2023年6月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 曽子が言った、君子(人の上に立つ立派な人)は文化・教養によって友人と相対し、友人との付き合いを通じて徳性を高める助けとする。|「論語」顔淵 …
論語、素読会 言を知らざれば、以て人を知ること無きなり|「論語」堯曰第二十04 2025年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、天命を知らなければ、君子・人の上に立つ立派なリーダーである資格がない。礼楽、礼節や規範を知らなければ、一人前として世 …
論語、素読会 之を有司と謂う|「論語」堯曰第二十03 2025年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が孔先生に尋ねて言うには、どうしたら政治に(上手く)たずさわることができましょうかと。孔先生がおっしゃった、「五美」を尊び「四悪」を排除すれば、そのことによって政治にたずさわ …
論語、素読会 天下の民心を帰せん|「論語」堯曰第二十02 2025年11月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 おもり、ますなどの度量衡を厳正にし、法律や制度を明確にし、衰退した官職を復活させれば、天下の政治がうまく行われるだろう。滅んだ国を復興させ、後継者が絶えた家を引き継がせ、隠居して …
論語、素読会 周に大いなる賚有り。善人是れ富めり|「論語」堯曰第二十01 2025年11月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 尭帝が言われた、あぁ、なんじ舜よ、天にかわって国を治める役目が、なんじの身に下りてきた。確かに(政治の)中道を選び執り行え。天下が困窮すれ …
論語、素読会 之を如何ぞ其れ及ぶべけんや|「論語」子張第十九25 2025年11月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳子禽が子貢に告げて言うには、先生(子貢)は謙遜しています。仲尼(孔)先生がどうして先生より優れているのでしょうか、と。子貢が言う、君子・ …
論語、素読会 仲尼は日月なり|「論語」子張第十九24 2025年11月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 叔孫武叔が仲尼(孔子)を悪く言った。子貢が言った、(そのようなことは)なさらないといいと思います。仲尼先生を悪く言うべきではありません。他の賢者は小高い丘のようなものです。仲尼先 …
論語、素読会 子貢は仲尼より賢れり|「論語」子張第十九23 2025年11月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の大夫・叔孫武叔が他の大夫に朝廷でこう語った、子貢は仲尼(孔子)より優れているなぁ、と。子服景伯がこれを子貢に伝えた。子貢は言う、それ(私と孔先生の能力)を家の周りの垣根に例え …
論語、素読会 夫子焉にか学ばざらん|「論語」子張第十九22 2025年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の国の公孫朝が子貢に尋ねて言った、仲尼(孔子)はどこで誰に学んだのですか?と。子貢が答えて言う、周の文王と武王の道(文武の道)・正しい道義は亡びず人々の中に在ります。人徳がある …
論語、素読会 君子の過や、日月の食の如し|「論語」子張第十九21 2025年11月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、君子・人の上に立つ立派な人の過ちは、太陽や月の欠け、つまり日蝕や月蝕のようなものだと。失敗すると人は皆、君子を見る。(間違 …
論語、素読会 天下の悪皆焉に帰す|「論語」子張第十九20 2025年11月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、紂王の悪事はそれほどひどいものではなかった。これによって君子・人の上に立つ立派な人は(評価が)低い方に居ることをいやがった。天下の悪事がすべて紂王に集まったのであ …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)孔丘(こうきゅう)丘(きゅう)仲尼(ちゅうじ) 姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」(れい)とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14君子学以致其道。君子・ …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」(とく)は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。 …