論語、素読会 是の故に夫の佞者を悪む|「論語」先進第十一24 2023年3月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が子羔を費の官吏にさせた。孔先生がおっしゃった、あの男の子をだめにするのではと。子路が言うには、(費には)人民があり、国家があります。 …
論語、素読会 道を以て君に事え、不可なれば則ち止む|「論語」先進第十一23 2023年3月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季子然が尋ねた、仲由と冉求は大臣と言うべきだろうかと。孔先生がおっしゃった、私はあなたがこれを尋ねるのを意外と思います。どうして由と求につ …
論語、素読会 子在す。回何ぞ敢て死せん|「論語」先進第十一22 2023年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が匡の国で恐ろしい目にあった。顔淵が遅れて追いついた。孔先生がおっしゃった、私はお前が死んでしまったのかと思ったよ、と。(顔淵が)言 …
論語、素読会 聞くままに斯れ諸を行わんか|「論語」先進第十一21 2023年3月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が尋ねた、聞いたままにこれ(聞いたばかりのこと)を行うのはどうでしょうか。孔先生がおっしゃった、父兄がいるではないか。どうして聞いたば …
論語、素読会 君子者か、色荘者か|「論語」先進第十一20 2023年2月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道理にまごころを込めているといって(ただ)同意するのであれば、(その人が)君子であるか、それとも表情が厳しいだけのひとか(判断がつかない)。|「論語」先進第 …
論語、素読会 迹を踐まず。亦室に入らず|「論語」先進第十一19 2023年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が善人の在り方について尋ねた。孔先生がおっしゃった、(善人は)先達の足跡を実行せず、また室に入ることはない。(また奥義を得ることはない …
論語、素読会 億れば則ち屢中る|「論語」先進第十一18 2023年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回は(仁に)ほとんど達しているが、常に貧しい。賜は天命を受けなくても財産をふやして、予測するとよく適中した。|「論語」先進第十一18 【現代に活かす論 …
論語、素読会 柴や愚、参や魯、師や辟、由や喭|「論語」先進第十一17 2023年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生がおっしゃった、)柴は愚直である。参は愚鈍である。壁は考え方が偏っている。由は粗野でがさつである。|「論語」先進第十一17 …
論語、素読会 吾が徒に非ざるなり|「論語」先進第十一16 2023年2月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季氏は魯の君主より裕福である。そこへ求が季氏のために重税をきびしく取り立てて更に増やした。孔先生がおっしゃった、(彼は)私の弟子ではない。諸君、たいこを鳴らして彼を責めてもよかろ …
論語、素読会 過ぎたるはなお及ばざるがごとし|「論語」先進第十一15 2023年2月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねた、師と商とどちらがどちらがまさっているでしょうか、と。孔先生がおっしゃった、師はやり過ぎである。商は及ばない。子貢が尋ねた、そ …
論語、素読会 孔子辞するに疾を以てす|「論語」陽貨第十七20 2025年4月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孺悲が孔先生に会いたいと言って訪ねてきた。孔先生は(面会を)断るのに病気だと伝えた。対応するものが戸口を出た。(孔先生は)瑟を取り出して歌 …
論語、素読会 天何をか言うや|「論語」陽貨第十七19 2025年3月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はもう何も言うことはないと思うと。子貢が言った、先生がもし何も言わなければ、どうして私たちが何を学び伝えたらいいのでしょう。孔先生がおっしゃった、天は何を …
論語、素読会 利口の邦家を覆す者を悪む|「論語」陽貨第十七18 2025年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、正色ではない紫が、正色の朱(の価値)を奪うをにくむ。みだらな鄭の国の音楽が正当な音楽をかき乱すのをにくむ。口が達者で …
論語、素読会 巧言令色、鮮なし仁|「論語」陽貨第十七17 2025年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ことば巧みでいい顔をして媚びへつらう人は、思いやりが少ないなぁ。|「論語」陽貨第十七17 【現代に活かす論語】口先ばかりでいい顔ばかりの人は思いやりが …
論語、素読会 古者民に三疾有り。今や或は是れ亡きなり|「論語」陽貨第十七16 2025年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、昔、民には三つの心配事があったが、今はどうやら無くなってしまったようだ。昔の「狂」すなわち熱中してものごとが見えなく …
論語、素読会 鄙夫は与に君に事うべけんや|「論語」陽貨第十七15 2025年2月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、心が狭くいやしい者とは一緒に君に仕えることができないだろう。彼がまだ地位や俸禄を得ないときは、これを得ることを心配す …
論語、素読会 徳を之れ棄つるなり|「論語」陽貨第十七14 2025年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、人間が生まれながらに積み重ねていく「徳」を捨てるようなものだ。|「論語」陽貨第十七14 …
論語、素読会 郷原は徳の賊なり|「論語」陽貨第十七13 2025年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、地方の一部の地域で(一見)まじめなように振る舞うさまは、(実は)信頼や思いやりなどの徳性を高めることを損なうことになる。|「論語」陽貨第十七13 【現 …
論語、素読会 其れ猶穿窬の盗のごときか|「論語」陽貨第十七12 2025年1月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、顔つきはきびしくて内心が軟弱であるのは、小人・一般の人に例えて言えば、こそどろのようなものだ。|「論語」陽貨第十七1 …
論語、素読会 礼と云い礼と云うも、玉帛を云わんや|「論語」陽貨第十七11 2025年1月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「礼」だ「礼」だと言うが、参内するときの礼物のことだけを言っているのではないか。(本当に心を込めて敬っているのか。) …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、「礼」に …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14 「道」は道く( …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。人間が生 …