論語、素読会 我に陳・蔡に従う者は、皆門に及ばざるなり|「論語」先進第十一02 2023年1月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私が陳と蔡の間にいたときに一緒にいた者は、みな私の許にはいない。徳行のすぐれた者は、顔淵・閔子騫・冉伯牛・仲弓、外交 …
論語、素読会 則ち吾は先進に従わん|「論語」先進第十一01 2022年12月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、周代の先人の礼楽(礼儀と音楽)への向き合い方は素朴であった。いまの人の礼楽への向き合い方は君子のように整っている。もしこれを用いるとすれば、私は先人の向き合 …
論語、素読会 時なるかな時なるかな|「論語」郷党第十18 2022年12月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 人の気配に気付いて鳥が飛び上がり、上空で旋回した後、降りてとどまる。孔先生がおっしゃった、山の架け橋に雌の雉がいる、よい時だ、よい時だ。子路が雉に餌を与えた。雉は三回臭いを嗅いで …
論語、素読会 疾言せず、親指せず|「論語」郷党第十17 2022年12月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、)牛車・馬車に乗るときは必ず正しく立って綱を手に執った。車の中では振り返って見ることをせず、早口で話さず、車外の人を指さすこともしなかった。|「論語」郷党第十17 …
論語、素読会 迅雷風烈には必ず変ず|「論語」郷党第十16 2022年12月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、)寝るときは死者のように横たわらない。家に居るときは身づくろいをせずゆったり過ごした。喪服姿の人を見れば、親しい人だとしても必ず顔色を改めた。礼装用の冠を身につけた人 …
論語、素読会 朋友死して、帰る所無し|「論語」郷党第十15 2022年11月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 友人が死んで引き取り先がない場合は、孔先生がおっしゃった、私のところで納棺して安置しなさいと。友人からの贈り物は、車馬(のような高価な物)であっても、祭祀のお供えものでなければ謹 …
論語、素読会 太廟に入りて、事ごとに問う|「論語」郷党第十14 2022年11月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、祖先の霊を祭る祭祀にたずさわったとき、)その太廟に入って、さまざまなことを尋ねた。|「論語」郷党第十14 【現代に活かす …
論語、素読会 必ず席を正して先ず之を嘗む|「論語」郷党第十13 2022年11月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、)君主から食べものをいただいたときは、必ず席を正してまずこれを味わった。君主から生肉をいただいたときは必ず調理してお供えした。 …
論語、素読会 人を傷いたりやと|「論語」郷党第十12 2022年11月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 馬小屋が焼けた。先生は朝廷から帰られて、話されました、人に怪我はなかったかと。馬のことは聞かれませんでした。|「論語」郷党第十12 【現代に活かす論語】人の上に立つ立派な人 …
論語、素読会 再拝して之を送る|「論語」郷党第十11 2022年11月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、)人を他の国に見舞いとして使わすときは、二度おじぎをして送り出した。季康子が(孔先生に)薬を贈られた。(孔先生は)拝礼して受け取った。孔先生がおっしゃった、私(丘)は …
論語、素読会 仁に当りては、師にも譲らず|「論語」衛霊公第十五36 2024年5月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、仁・心の徳を重ね徳性を高めることに当たっては、先生にも遠慮しない。|「論語」衛霊公第十五36 【現代に活かす論 …
論語、素読会 民の仁に於けるや、水火よりも甚だし|「論語」衛霊公第十五35 2024年5月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人民にとって心の徳を重ねて徳性を高めることは、水と火のような日常生活に必要不可欠なものより大切である。私は水や火を踏 …
論語、素読会 君子は小知すべからずして、大受すべきなり|「論語」衛霊公第十五34 2024年5月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派なリーダーであることは、小さなことから推し量ることはできないが、(その存在は)重い任務を引き受 …
論語、素読会 未だ善からざるなり|「論語」衛霊公第十五33 2024年5月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、知識は地位に及んでいるが、徳性を高めることで地位を守ることができなければ、たとえ地位を得たとしても必ずその地位を失う。知識が地位に及び、徳性を高めることでそ …
論語、素読会 君子は道を憂えて貧しきを憂えず|「論語」衛霊公第十五32 2024年5月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派なリーダーは、道理や規律を求めて、食を求めない。田畑を耕しても、腹をすかせることもある。学べば …
論語、素読会 学ぶに如かざるなり|「論語」衛霊公第十五31 2024年5月3日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はかつて一日中食べず、ひと晩中寝ないで考えた。(しかし)得ることは無かった。(考えることは)学ぶことに及ばない。|「論語」衛霊公第十五31 【現代に …
論語、素読会 過ちて改めざる、是を過と謂う|「論語」衛霊公第十五30 2024年4月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、失敗しても訂正しない。これを過ちという。|「論語」衛霊公第十五30 【現代に活かす論語】失敗しても訂正しないこ …
論語、素読会 人能く道を弘む。道人を弘むるに非らず|「論語」衛霊公第十五29 2024年4月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとが「道」道理や規律を広めるのであって、「道」道理や規律がひとを広める(人間性を豊かにする)のではない。|「論語」 …
論語、素読会 衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す|「論語」衛霊公第十五28 2024年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、多くの人が憎んでも必ず照査し、多くの物が好んでも必ず調査する。|「論語」衛霊公第十五28 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 巧言は徳を乱る|「論語」衛霊公第十五27 2024年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、口先だけのことばは「徳」よい行いやそれを行う能力を損なう。小さなことを我慢することができなければ、大きな計略をし損ねるのである。|「論語」衛霊公第十五27 …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …