論語、素読会 迹を踐まず。亦室に入らず|「論語」先進第十一19 2023年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が善人の在り方について尋ねた。孔先生がおっしゃった、(善人は)先達の足跡を実行せず、また室に入ることはない。(また奥義を得ることはない …
論語、素読会 億れば則ち屢中る|「論語」先進第十一18 2023年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回は(仁に)ほとんど達しているが、常に貧しい。賜は天命を受けなくても財産をふやして、予測するとよく適中した。|「論語」先進第十一18 【現代に活かす論 …
論語、素読会 柴や愚、参や魯、師や辟、由や喭|「論語」先進第十一17 2023年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生がおっしゃった、)柴は愚直である。参は愚鈍である。壁は考え方が偏っている。由は粗野でがさつである。|「論語」先進第十一17 …
論語、素読会 吾が徒に非ざるなり|「論語」先進第十一16 2023年2月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季氏は魯の君主より裕福である。そこへ求が季氏のために重税をきびしく取り立てて更に増やした。孔先生がおっしゃった、(彼は)私の弟子ではない。諸君、たいこを鳴らして彼を責めてもよかろ …
論語、素読会 過ぎたるはなお及ばざるがごとし|「論語」先進第十一15 2023年2月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねた、師と商とどちらがどちらがまさっているでしょうか、と。孔先生がおっしゃった、師はやり過ぎである。商は及ばない。子貢が尋ねた、そ …
論語、素読会 由や堂に升れり。未だ室に入らざるなり|「論語」先進第十一14 2023年2月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、由(子路)の大琴は、どうして私の家で弾けるだろうか(私の家では弾いてもらいたくないなぁ)と。(これを聞いた)弟子たち …
論語、素読会 夫の人は言わず、言えば必ず中ること有り|「論語」先進第十一13 2023年2月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の人が長府という建物を作った。閔子騫は言った、昔からのしきたりに基づいたなら、どうであろうか。どうして作り直す必要があるだろうか、と。( …
論語、素読会 子楽しむ|「論語」先進第十一12 2023年2月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 閔子騫は(孔先生の)そばに従っている、穏やかであった。子路は剛強であった。冉有、子貢は穏やかに打ち解けていた。孔先生は(その中で)楽しんでいた。孔先生がおっしゃった、由(子路)に …
論語、素読会 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん|「論語」先進第十一11 2023年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季路は神に仕えることについて尋ねた。孔先生がおっしゃった、まだ人に仕えることができていないのに、どうして神に仕えることができるだろう。と。 …
論語、素読会 予は視ること猶子のごとくするを得ず|「論語」先進第十一10 2023年1月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が死んだ。弟子たちは彼を手厚く弔いたいと願い出た。孔先生がおっしゃった、それはできないと。(孔子の気持ちに反して)弟子たちは彼を手厚く …
論語、素読会 言を知らざれば、以て人を知ること無きなり|「論語」堯曰第二十04 2025年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、天命を知らなければ、君子・人の上に立つ立派なリーダーである資格がない。礼楽、礼節や規範を知らなければ、一人前として世 …
論語、素読会 之を有司と謂う|「論語」堯曰第二十03 2025年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が孔先生に尋ねて言うには、どうしたら政治に(上手く)たずさわることができましょうかと。孔先生がおっしゃった、「五美」を尊び「四悪」を排除すれば、そのことによって政治にたずさわ …
論語、素読会 天下の民心を帰せん|「論語」堯曰第二十02 2025年11月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 おもり、ますなどの度量衡を厳正にし、法律や制度を明確にし、衰退した官職を復活させれば、天下の政治がうまく行われるだろう。滅んだ国を復興させ、後継者が絶えた家を引き継がせ、隠居して …
論語、素読会 周に大いなる賚有り。善人是れ富めり|「論語」堯曰第二十01 2025年11月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 尭帝が言われた、あぁ、なんじ舜よ、天にかわって国を治める役目が、なんじの身に下りてきた。確かに(政治の)中道を選び執り行え。天下が困窮すれ …
論語、素読会 之を如何ぞ其れ及ぶべけんや|「論語」子張第十九25 2025年11月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳子禽が子貢に告げて言うには、先生(子貢)は謙遜しています。仲尼(孔)先生がどうして先生より優れているのでしょうか、と。子貢が言う、君子・ …
論語、素読会 仲尼は日月なり|「論語」子張第十九24 2025年11月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 叔孫武叔が仲尼(孔子)を悪く言った。子貢が言った、(そのようなことは)なさらないといいと思います。仲尼先生を悪く言うべきではありません。他の賢者は小高い丘のようなものです。仲尼先 …
論語、素読会 子貢は仲尼より賢れり|「論語」子張第十九23 2025年11月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の大夫・叔孫武叔が他の大夫に朝廷でこう語った、子貢は仲尼(孔子)より優れているなぁ、と。子服景伯がこれを子貢に伝えた。子貢は言う、それ(私と孔先生の能力)を家の周りの垣根に例え …
論語、素読会 夫子焉にか学ばざらん|「論語」子張第十九22 2025年11月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の国の公孫朝が子貢に尋ねて言った、仲尼(孔子)はどこで誰に学んだのですか?と。子貢が答えて言う、周の文王と武王の道(文武の道)・正しい道義は亡びず人々の中に在ります。人徳がある …
論語、素読会 君子の過や、日月の食の如し|「論語」子張第十九21 2025年11月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、君子・人の上に立つ立派な人の過ちは、太陽や月の欠け、つまり日蝕や月蝕のようなものだと。失敗すると人は皆、君子を見る。(間違 …
論語、素読会 天下の悪皆焉に帰す|「論語」子張第十九20 2025年11月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、紂王の悪事はそれほどひどいものではなかった。これによって君子・人の上に立つ立派な人は(評価が)低い方に居ることをいやがった。天下の悪事がすべて紂王に集まったのであ …
論語、素読会 『楽』とは?|論語、素読会 2025年1月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「楽」(がく)は礼楽、孔子の時代に詩を歌いながら舞うこと。 人而不仁、如楽何。もし人において人を敬う心がなければ、祭礼の歌舞を行っても何になるのだろうか。人にして仁あらずん …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、知識があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔子(こうし)孔丘(こうきゅう)丘(きゅう)仲尼(ちゅうじ) 姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」(れい)とは儒教の中で五常(仁・義・礼・智・信)として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為貴、 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」(みち)はみち。 道聴而塗説、道を歩いているときに聴いて、そのまま出会った人に話してしまうことは、道に聴きて塗に説くは、|「論語」陽貨第十七14君子学以致其道。君子・ …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」(とく)は人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 徳之棄也。 …