論語、素読会

君子は泰にして驕らず|「論語」子路第十三26

孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人(君子)はゆったり落ち着いていてわがままにふるまわない。一般の人(君子以外の人)はわがままにふるまって、平穏に落ち着くことはない。|「論語」子路第十三26

【現代に活かす論語】
リーダーはゆったり落ち着いて、わがままにふるまわない。

『論語、素読会』YouTube動画
00:00 章句の検討

03:25「子路第十三」前半16 – 30 素読
2023.10.12収録

【解釈】

子曰わく、君子は泰にして驕らず。小人は驕りて泰ならず。|「論語」子路第十三26
子曰、君子泰而不驕。小人驕而不泰。

「君子」(くんし)は人の上に立つ立派な人。「泰」(ゆたか)は平穏である、ゆったり落ち着いている。「驕」(おごる)はわがままにふるまう。「小人」(しょうじん)は君子以外の人。

孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人(君子)はゆったり落ち着いていてわがままにふるまわない。一般の人(君子以外の人)はわがままにふるまって、平穏に落ち着くことはない。

【解説】

人の上に立つ立派な人(君子)は「仁」思いやりの心に身を置くことによって、平穏に過ごすことができます。

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人の上に立つ立派な人は心がおだやかでのびのびとしている。君子以外のひとは永遠に憂いがなくならず、心が安らかない。|「論語」述而第七36


「論語」参考文献|論語、素読会
子路第十三25< | >子路第十三27


【原文・白文】
 子曰、君子泰而不驕。小人驕而不泰。

(子曰わく、君子は泰にして驕らず。小人は驕りて泰ならず。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、君子(くんし)は泰(ゆたか)にして驕(おご)らず。小人(しょうじん)は驕(おご)りて泰(ゆたか)ならず。


「論語」参考文献|論語、素読会
子路第十三25< | >子路第十三27


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