論語、素読会 其の身正しければ、令せずして行われ|「論語」子路第十三06 2023年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、(君子、人の上に立つ立派な人は)その人物自身の品行が正しければ、命令をしなくても(さまざま)行われる。その品行が正し …
論語、素読会 多しと雖も亦奚を以て為さん|「論語」子路第十三05 2023年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、詩経三百編を暗誦し(暗誦するほど精通し)、この人を任命して政治を任せたが任務を遂げることができず。周囲の国々に派遣し …
論語、素読会 上礼を好めば、則ち民敢て敬せざること莫し|「論語」子路第十三04 2023年6月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が農業を学びたいと願った。孔先生がおっしゃった、私は年老いた農民に及ばないよ。(燓遅はさらに)はたけを作ることを学びたいと願った。私は …
論語、素読会 故に君子は之に名づくれば、必ず言うべきなり。之を言えば、必ず行うべきなり|「論語」子路第十三03 2023年6月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が言った、衛の国の君が、孔先生を迎えて政治を行うとしたら、先生は何を先になさりたいですかと。孔先生がおっしゃった、きっと地位とその本分 …
論語、素読会 爾の知る所を挙げよ|「論語」子路第十三02 2023年6月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 仲弓が季氏の長官となって、〔孔子に)政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、(部下である)役人を先に立てて仕事を任せ、(彼らの)小さな過ちを許す器量を持ち、才能に優れた人物を採 …
論語、素読会 倦むこと無かれ|「論語」子路第十三01 2023年6月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、人民を導いて、人民をねぎらうことだと。(子路)はもう少し理解を助けてくださいと頼んだ。孔先生がおっしゃった、飽きないでやることだよ …
論語、素読会 君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔く|「論語」顔淵第十二24 2023年6月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 曽子が言った、君子(人の上に立つ立派な人)は文化・教養によって友人と相対し、友人との付き合いを通じて徳性を高める助けとする。|「論語」顔淵 …
論語、素読会 自ら辱めらるること無かれ|「論語」顔淵第十二23 2023年6月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が「友人」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、誠実にさとし、心をこめて友人をみちびき、聞き入れられなければすぐに止める。自らを辱める …
論語、素読会 燓遅仁を問う。子曰わく、人を愛す|「論語」顔淵第十二22 2023年6月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が「仁」思いやりの心について尋ねた。孔先生がおっしゃった、人を愛することだよ。(続けて)「知」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、人 …
論語、素読会 敢て徳を崇くし、慝を修め、惑を辨せんことを問う|「論語」顔淵第十二21 2023年5月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が(孔先生の)お伴をして雨ごいの祭壇のほとりで楽しんでいた。(燓遅が)言う、あえて徳を高くし、悪いところを直し、迷いを処理するにはどう …
論語、素読会 過ちて改めざる、是を過と謂う|「論語」衛霊公第十五30 2024年4月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、失敗しても訂正しない。これを過ちという。|「論語」衛霊公第十五30 【現代に活かす論語】失敗しても訂正しないこ …
論語、素読会 人能く道を弘む。道人を弘むるに非らず|「論語」衛霊公第十五29 2024年4月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとが「道」道理や規律を広めるのであって、「道」道理や規律がひとを広める(人間性を豊かにする)のではない。|「論語」 …
論語、素読会 衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す|「論語」衛霊公第十五28 2024年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、多くの人が憎んでも必ず照査し、多くの物が好んでも必ず調査する。|「論語」衛霊公第十五28 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 巧言は徳を乱る|「論語」衛霊公第十五27 2024年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、口先だけのことばは「徳」よい行いやそれを行う能力を損なう。小さなことを我慢することができなければ、大きな計略をし損ねるのである。|「論語」衛霊公第十五27 …
論語、素読会 今は則ち亡きかな|「論語」衛霊公第十五26 2024年4月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はなお記録官が疑いが残る部分を空白にした文章にかかわったことがある。(むかしは)馬を所有する者は、ひとに貸して乗らせるということがあった。今は(そのような …
論語、素読会 誰をか毀り誰をか誉めん|「論語」衛霊公第十五25 2024年4月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は人に対して、誰かを責めたり、褒めたりしない。もし褒めることがあれば、(褒めるだけの人物かどうか)試した上でのこと …
論語、素読会 子曰わく、其れ恕か|「論語」衛霊公第十五24 2024年4月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねて言います、ひと言で生涯これを行うべきということはあるでしょうかと。孔先生がおっしゃった、それは「恕」他者への思いやりであろうか。自分が望まないことを他人に用いることが …
論語、素読会 君子は言を以て人を挙げず|「論語」衛霊公第十五23 2024年3月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派なリーダーは、発言が良いからといって人を持ち上げることはないが、人柄によって良い主張を退けることはな …
論語、素読会 君子は矜にして争わず|「論語」衛霊公第十五22 2024年2月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは厳粛でおごそかにして争わない。大勢の仲間といても徒党を組まない。|「論語」衛霊 …
論語、素読会 君子は諸を己に求む|「論語」衛霊公第十五21 2024年2月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーはこれ(過ちの原因)を自分に求める。君子以外の人、一般の人はこれ(過ちの原因)を他人に求める。|「論語」衛霊公第十五21 …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …