論語、素読会 何如なるか斯れ之を士と謂うべき|「論語」子路第十三28 2023年9月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路はたずねていいます、どういう人物を才能・胆力・識見を備えた「士」ということができるでしょうか。孔先生がおっしゃった、お互いに励まし、励 …
論語、素読会 剛毅木訥、仁に近し|「論語」子路第十三27 2023年9月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、意思が強く屈しなく、寡黙で飾り気ない人は、思いやりの心に身を置いて生きることに近い。|「論語」子路第十三27 【現代に活かす論語】意思が強く寡黙で飾り …
論語、素読会 君子は泰にして驕らず|「論語」子路第十三26 2023年9月5日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人(君子)はゆったり落ち着いていてわがままにふるまわない。一般の人(君子以外の人)はわがままにふるまって、平穏に落ち着くことはない。|「論 …
論語、素読会 君子は事え易くして説ばしめ難し|「論語」子路第十三25 2023年9月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人(君子)は仕え易いが悦ばせづらい。君子を悦ばせるには、道理や規律にかなっていなければ悦ばない。君 …
論語、素読会 未だ可ならざるなり|「論語」子路第十三24 2023年9月3日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が訪ねて言った、村人みんなから好かれる人はどうでしょうか。(立派な人でしょうか)孔先生がおっしゃった、十分ではないねと。(子貢は尋ねた)村人みんなから嫌われている人はどうでし …
論語、素読会 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず|「論語」子路第十三23 2023年9月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人〔君子)は人と仲良くするが合わせることはしない。それ以外の人は、人に合わせることはするが、(心か …
論語、素読会 或は之に羞を承めん|「論語」子路第十三22 2023年8月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、南の国の人はこう説いている。人の心が(うつろいやすく)安定していなければ、祈祷師が祈っても医者が治療をしても効果がないと。名言だねぇ。正しい行いを常にしなけ …
論語、素読会 中行を得て之を与せずんば、必ずや狂狷か|「論語」子路第十三21 2023年8月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、一方に偏らずに行動する人と親しくできなければ、必ず積極的に行動する理想家とかたくなに自分の信念を守る人と親しくしたい …
論語、素読会 噫、斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや|「論語」子路第十三20 2023年8月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねて言うには、どんな人物を(すぐれた)役人と言うことができるでしょうかと。孔先生がおっしゃった、自分の行いに恥がある(恥じるような …
論語、素読会 夷狄に之くと雖も、棄べからざる|「論語」子路第十三19 2023年7月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が「仁」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、家に居るときはつつしみ深く、仕事をするときは敬いへりくだり、人と交際するときに誠実である …
論語、素読会 君子は矜にして争わず|「論語」衛霊公第十五22 2024年2月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは厳粛でおごそかにして争わない。大勢の仲間といても徒党を組まない。|「論語」衛霊 …
論語、素読会 君子は諸を己に求む|「論語」衛霊公第十五21 2024年2月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーはこれ(過ちの原因)を自分に求める。君子以外の人、一般の人はこれ(過ちの原因)を他人に求める。|「論語」衛霊公第十五21 …
論語、素読会 君子は世を没えて名の称せられざるを疾む|「論語」衛霊公第十五20 2024年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは生涯を終えて名前が称えられないことを憂える。|「論語」衛霊公第十五20 …
論語、素読会 人の己を知らざるを病えず|「論語」衛霊公第十五19 2024年2月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは、自分の能力が無いことを心配する。人から自分が知られないことを心配しない。|「 …
論語、素読会 君子義以て質と為し|「論語」衛霊公第十五18 2024年2月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人・リーダーは、「義」正しいこと、道義を本とし、礼儀、しきたりを以て「義」を行い、相手を思いやって「義」を生み出し、信頼を以て「義」を実現 …
論語、素読会 群居して終日、言義に及ばず|「論語」衛霊公第十五17 2024年2月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人々が集まって一日中、道義を議論するわけでもなく、好んでつまらぬ知恵だけで(議論を)行っている。(道義を議論するよう …
論語、素読会 吾之を如何ともする末きのみ|「論語」衛霊公第十五16 2024年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、これをどうしたらいいか、どうしたらいいだろうかと言わない(自問しない)者は、私はどうにもできないだけだ。|「論語」衛 …
論語、素読会 則ち怨に遠ざかる|「論語」衛霊公第十五15 2024年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、自分自ら深くして(求めて)、緩やかにひとを責めるのであれば、恨みから逃れることができる。|「論語」衛霊公第十五15 【現代に活かす論語】自分に厳しく、 …
論語、素読会 臧文仲は、其の位を窃む者か|「論語」衛霊公第十五14 2024年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、魯の大夫・臧文仲は官位を盗む人であろうか。魯の大夫・柳下恵が才能と徳を持った賢者であると知りながら、一緒に政事に携わ …
論語、素読会 吾未だ徳を好むこと色を好むが如くする者を見ざるなり|「論語」衛霊公第十五13 2024年2月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、もうどうしようもない。私はいままでひとが生まれながらに重ねていく善い行い「徳」を好むことを、女性への情愛を好むように …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …