論語、素読会 才あるも才あらざるも、亦各ゝ其の子と言うなり|「論語」先進第十一07 2023年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が死んだ。顔淵の父、願路は孔子の車を売って外棺に代えて欲しいと請うた。孔先生がおっしゃった、賢いと賢くないとに関わらず、ひと(親)はそ …
論語、素読会 顔回なる者あり学を好む|「論語」先進第十一06 2023年1月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が尋ねた、弟子の誰が学問を好むかと。孔先生が答えておっしゃった、顔回というものがおり、学問を好んでおりました。不幸にも短命で死にまし …
論語、素読会 南容白圭を三復す|「論語」先進第十一05 2023年1月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 南容は詩経の白圭の句を繰り返し口ずさんでいた。孔子は兄の子を嫁がせた。|「論語」先進第十一05 【現代に活かす論語】器の傷は磨けばよいが、ことばの傷はどうにもならない。とく …
論語、素読会 孝なるかな閔子騫|「論語」先進第十一04 2023年1月4日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、孝行だなぁ閔子騫は。人はその(逸話にある閔子騫が)両親兄弟のために言ったことばに異議をはさまない。|「論語」先進第十一04 【現代に活かす論語】両親を …
論語、素読会 回や、我を助くる者に非ざるなり|「論語」先進第十一03 2023年1月3日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回は私を啓発するような機会を与える者ではない。私のことばにおいて、(回が)心からうれしく思わないことはない。(回は常 …
論語、素読会 我に陳・蔡に従う者は、皆門に及ばざるなり|「論語」先進第十一02 2023年1月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私が陳と蔡の間にいたときに一緒にいた者は、みな私の許にはいない。徳行のすぐれた者は、顔淵・閔子騫・冉伯牛・仲弓、外交 …
論語、素読会 則ち吾は先進に従わん|「論語」先進第十一01 2022年12月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、周代の先人の礼楽(礼儀と音楽)への向き合い方は素朴であった。いまの人の礼楽への向き合い方は君子のように整っている。もしこれを用いるとすれば、私は先人の向き合 …
論語、素読会 時なるかな時なるかな|「論語」郷党第十18 2022年12月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 人の気配に気付いて鳥が飛び上がり、上空で旋回した後、降りてとどまる。孔先生がおっしゃった、山の架け橋に雌の雉がいる、よい時だ、よい時だ。子路が雉に餌を与えた。雉は三回臭いを嗅いで …
論語、素読会 疾言せず、親指せず|「論語」郷党第十17 2022年12月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、)牛車・馬車に乗るときは必ず正しく立って綱を手に執った。車の中では振り返って見ることをせず、早口で話さず、車外の人を指さすこともしなかった。|「論語」郷党第十17 …
論語、素読会 迅雷風烈には必ず変ず|「論語」郷党第十16 2022年12月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生は、)寝るときは死者のように横たわらない。家に居るときは身づくろいをせずゆったり過ごした。喪服姿の人を見れば、親しい人だとしても必ず顔色を改めた。礼装用の冠を身につけた人 …
論語、素読会 敢て徳を崇くし、慝を修め、惑を辨せんことを問う|「論語」顔淵第十二21 2023年5月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が(孔先生の)お伴をして雨ごいの祭壇のほとりで楽しんでいた。(燓遅が)言う、あえて徳を高くし、悪いところを直し、迷いを処理するにはどう …
論語、素読会 士何如なれば斯れ之を達と謂うべき|「論語」顔淵第十二20 2023年5月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が尋ねた、志を持った人というのはどのようであれば「達」志を遂げたと言うべきでしょうと。孔先生がおっしゃった、どういうものかね、君のいわ …
論語、素読会 君子の徳は風なり。小人の徳は草なり|「論語」顔淵第十二19 2023年5月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が政治について孔子に尋ねて言われた、もし、道に外れた行いをする人を殺して、道徳がそなわっている人を任用したら、どうであろうかと。孔先 …
論語、素読会 季康子盗を患えて、孔子に問う|「論語」顔淵第十二18 2023年5月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が盗賊(が多いの)を思い悩んで、孔子に尋ねられた。孔先生が答えて申し上げた、もしもあなたに欲が無ければ(あなたが無欲であることが伝わ …
論語、素読会 子帥いるに正しきを以てすれば|「論語」顔淵第十二17 2023年5月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が政治について孔子に尋ねた。孔先生が答えておっしゃった、政治は「正」である。あなた(子)が(国を)率いるのに公正さを用いれば、だれが …
論語、素読会 君子は人の美を成し、人の悪を成さず|「論語」顔淵第十二16 2023年5月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子(人の上に立つ立派なリーダー)はひとの長所を伸ばし、悪いところは伸ばさないようにする。小人(君子ではないひと)は …
論語、素読会 博く文を学びて、之を約するに礼を以てせば|「論語」顔淵第十二15 2023年5月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、広く文化・教養を学び、(自身を)引き締めるために礼儀や礼節を用いれば、(道から)外れることはないであろう。|「論語」 …
論語、素読会 之に居りて倦むこと無く、之を行うに忠を以てす|「論語」顔淵第十二14 2023年5月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、その地位にいて怠ることなく、政治を行うにあたっては真心を持つことだと。|「論語」顔淵第十二 …
論語、素読会 必ずや訟無からしめんか|「論語」顔淵第十二13 2023年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、うったえを聞くのは、私も他の人と同じである。必ずやうったえがないように(世の中に)したい。|「論語」顔淵第十二13 …
論語、素読会 子路は諾を宿むること無し|「論語」顔淵第十二12 2023年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、短く効果的なことばで訴訟事件に判断を下すことができる者は、それは由(子路)であろうか。子路はひきうけたことをひきのば …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 有子(ゆうし)有若(ゆうじゃく) 姓は有(ゆう)、名は若(じゃく)、字は子有(しゆう)。孔子より十三歳(一説に三十三歳、また三十六歳)若い。 有若は魯人。字は子有。 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。「帰」とは回帰するという意、自然におもむいていくという意。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」とは、誠意のある対応を尽くす気持ちであったり、真心から行なうこと。忠実さ。 為人謀而不忠乎、人のためを思ったり相談にのったときに誠意があったか?人の為に謀りて忠ならざ …