論語、素読会 夷狄に之くと雖も、棄べからざる|「論語」子路第十三19 2023年7月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が「仁」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、家に居るときはつつしみ深く、仕事をするときは敬いへりくだり、人と交際するときに誠実である …
論語、素読会 吾が党に直躬なる者有り|「論語」子路第十三18 2023年7月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 葉公が孔子に話して言うには、私の村に正しい行いを信条とするものがいます。その父親が羊を盗んだので、その子はこれを明らかにしましたと。孔先生 …
論語、素読会 小利を見れば、則ち大事成らず|「論語」子路第十三17 2023年7月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子夏が莒父の官吏になって、政治を尋ねた。孔先生がおっしゃった、性急に行おうとすることがないように。小さな利益に目を奪われることがないように …
論語、素読会 近き者説べば、遠き者来る|「論語」子路第十三16 2023年7月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 葉公が政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、領内の者が心からうれしく思えば、遠方からも領内にやってくるようになります。|「論語」子路第 …
論語、素読会 一言にして以て邦を興すべきこと、諸有りや|「論語」子路第十三15 2023年7月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 定公が尋ねた、ひと言で「邦」を栄えさせる言葉はあるだろうか。孔先生が答えておっしゃった、言葉によってそのようにできるかどうか分かりませんが …
論語、素読会 吾其れ之を与り聞かん|「論語」子路第十三14 2023年7月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 冉先生が役所を退出された。孔先生がおっしゃった、どうして遅くなったのかと。(冉有は)答えて言った。政務が有りました。孔先生がおっしゃった、それは(政務ではなくて)私的な事務ではな …
論語、素読会 苟くも其の身を正しくせば、政に従うに於て何か有らん|「論語」子路第十三13 2023年7月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、もし、自分の身を正しくすれば、政治にたずさわるにあたって何が(問題で)あろうか。自分の身を正しくすることができなけれ …
論語、素読会 必ず世にして後に仁ならん|「論語」子路第十三12 2023年7月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、もし、王者(王道に基づいて天下を治める君主)が表れたなら、必ず三十年後には私欲に打ち勝ち礼儀や規範に立ちかえる人々の …
論語、素読会 誠なるかな是の言や|「論語」子路第十三11 2023年7月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、「善人でも国を治めて百年になれば、凶暴な者を抑え込むことができ、死刑のような処罰をしないで済むようになる。」本当だよこの言葉は。|「論語」子路第十三11 …
論語、素読会 苟くも我を用うる者有らば|「論語」子路第十三10 2023年6月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、もしも私を登用するものがあれば、一年だけでもまあ十分だろう。三年もあれば成し遂げることができる。|「論語」子路第十三 …
論語、素読会 其の言の其の行に過ぐるを恥ず|「論語」憲問第十四29 2023年12月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人(君子)は自分のことばが自分の行動をこえることを恥じる。|「論語」憲問第十四29 【現代に …
論語、素読会 君子は思うこと其の位を出でず|「論語」憲問第十四28 2023年11月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 曽子が言う、人の上に立つ立派な人(君子)が考えめぐらすときは、自分の職務の範囲を出ないと。|「論語」憲問第十四28 【現代に活かす論 …
論語、素読会 其の位に在らざれば、其の政を謀らず|「論語」憲問第十四27 2023年11月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、その地位でなければ、その職務について質問しない。|「論語」憲問第十四27 【現代に活かす論語】 ☆☆☆☆☆ 星 …
論語、素読会 使なるかな使なるかな|「論語」憲問第十四26 2023年11月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の大夫・蘧伯玉が孔子に人を派遣してきた、孔子はその使者と向かい合って座り尋ねた。孔先生がおっしゃった、蘧先生はどうお過ごしですかと。(使者が)答えて言うには、先生は自分の失敗を …
論語、素読会 古の学者は己の為にし|「論語」憲問第十四25 2023年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、遠い昔、学問に志して学ぶ人は自分のために学び、今、学問に志す人は人に知られるために学んでいる。|「論語」憲問第十四25 【現代に活かす論語】人に認めら …
論語、素読会 君子は上達し小人は下達す|「論語」憲問第十四24 2023年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人・君子は、徳を積むように努め向上し、君子以外の一般の人は努力をしないので向上しない。(むしろ衰退 …
論語、素読会 而して之を犯せ|「論語」憲問第十四23 2023年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 弟子の子路が主君に仕えることについて尋ねた。孔先生がおっしゃった、だますことがないように、そして(時には)面と向かって諌める(逆らう)ように。|「論語」憲問第十四23 【現 …
論語、素読会 敢て告げずんばあらざるなり|「論語」憲問第十四22 2023年11月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳成子が簡公を殺した。孔先生は体を清めて朝廷に出廷して、哀公に申し上げておっしゃった。陳恒が彼の主君を殺しました。どうかあの者を征伐してく …
論語、素読会 則ち之を為すや難し|「論語」憲問第十四21 2023年11月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、自分の言葉を恥ることがなければ、その言葉を実行することは難しい。|「論語」憲問第十四21 【現代に活かす論語】恥じることがないように発言を慎重にしなけ …
論語、素読会 子衛の霊公の無道なるを言う|「論語」憲問第十四20 2023年11月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生衛の霊公の道に外れた行いについて話された。季康子が言うには、それが話す通りだとすると、どうして滅亡しないのでしょうねと。孔先生がおっ …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 有子(ゆうし)有若(ゆうじゃく) 姓は有(ゆう)、名は若(じゃく)、字は子有(しゆう)。孔子より十三歳(一説に三十三歳、また三十六歳)若い。 有若は魯人。字は子有。 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。「帰」とは回帰するという意、自然におもむいていくという意。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」とは、誠意のある対応を尽くす気持ちであったり、真心から行なうこと。忠実さ。 為人謀而不忠乎、人のためを思ったり相談にのったときに誠意があったか?人の為に謀りて忠ならざ …