論語、素読会 身を殺して以て仁を成すこと有り|「論語」衛霊公第十五09 2024年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、学問を志し思いやりの心を持ったひとは、生きたいがために思いやりの心をそこなうことは無く、時には自分の才能や能力を犠牲 …
論語、素読会 知者は人を失わず、亦言を失わず|「論語」衛霊公第十五08 2024年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、一緒に話し合うべくして、この人と語り合わなければ、その人物を逃す。一緒に議論すべきではないのに、その人と議論してしま …
論語、素読会 君子なるかな蘧伯玉|「論語」衛霊公第十五07 2024年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、真っ直ぐだな衛の大夫・史魚は。国の政事が正しく行われているときには射られた矢のようであり、国の政事が行われていないときにも矢のようである。立派なリーダーだな …
論語、素読会 子張諸を紳に書す|「論語」衛霊公第十五06 2024年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が(道理が)行われないことを尋ねた。孔先生がおっしゃった、ことばが偽りでなく、行動が人情に厚く慎み深ければ、野蛮な国だとしても(道理が)行われる。ことばが偽りで、行いが人情に …
論語、素読会 無為にして治むる者は、其れ舜なるか|「論語」衛霊公第十五05 2024年1月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、処罰などによらず徳によって国を治めた王といえば、それは舜王だろうか。では舜王が何をしたのか。自分自身をつつしみ深くへ …
論語、素読会 徳を知る者は鮮なし|「論語」衛霊公第十五04 2024年1月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、由くん、徳を知る者はほとんどいないね。|「論語」衛霊公第十五04 【現代に活かす論語】徳を重ねるということを理解しているものは少ない。 【解釈】 …
論語、素読会 予は一以て之を貫く|「論語」衛霊公第十五03 2024年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、賜くん、お前は私が多くを学んで知識を持っている者と思っているか?と。(子貢は)答えてこう言った、そう思います、間違っていますか?と。孔先生がおっしゃった、間 …
論語、素読会 君子固より窮す。小人窮すれば斯に濫る|「論語」衛霊公第十五02 2024年1月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生が)陳の国に滞在していたとき食糧がなくなった。お伴の者は具合が悪くなって起き上がることができなくなった。子路は強い不満をもって怒り …
論語、素読会 明日遂に行る|「論語」衛霊公第十五01 2024年1月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の霊公が戦陣について孔子に尋ねた。孔先生が答えておっしゃった、祭りの儀礼についてであれば、これまでに聞いて理解しているが、軍隊のことは未だに学んだことがありませんと。そして翌日 …
論語、素読会 益を求むる者に非ざるなり|「論語」憲問第十四46 2024年1月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔子の元で)闕(けつ)という村の子どもが取り次ぎの役目をしていた。ある人が彼について(孔子に)尋ねて言った、自分の修養を行っている者です …
論語、素読会 人能く道を弘む。道人を弘むるに非らず|「論語」衛霊公第十五29 2024年4月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとが「道」道理や規律を広めるのであって、「道」道理や規律がひとを広める(人間性を豊かにする)のではない。|「論語」 …
論語、素読会 衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す|「論語」衛霊公第十五28 2024年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、多くの人が憎んでも必ず照査し、多くの物が好んでも必ず調査する。|「論語」衛霊公第十五28 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 巧言は徳を乱る|「論語」衛霊公第十五27 2024年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、口先だけのことばは「徳」よい行いやそれを行う能力を損なう。小さなことを我慢することができなければ、大きな計略をし損ねるのである。|「論語」衛霊公第十五27 …
論語、素読会 今は則ち亡きかな|「論語」衛霊公第十五26 2024年4月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はなお記録官が疑いが残る部分を空白にした文章にかかわったことがある。(むかしは)馬を所有する者は、ひとに貸して乗らせるということがあった。今は(そのような …
論語、素読会 誰をか毀り誰をか誉めん|「論語」衛霊公第十五25 2024年4月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は人に対して、誰かを責めたり、褒めたりしない。もし褒めることがあれば、(褒めるだけの人物かどうか)試した上でのこと …
論語、素読会 子曰わく、其れ恕か|「論語」衛霊公第十五24 2024年4月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねて言います、ひと言で生涯これを行うべきということはあるでしょうかと。孔先生がおっしゃった、それは「恕」他者への思いやりであろうか。自分が望まないことを他人に用いることが …
論語、素読会 君子は言を以て人を挙げず|「論語」衛霊公第十五23 2024年3月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派なリーダーは、発言が良いからといって人を持ち上げることはないが、人柄によって良い主張を退けることはな …
論語、素読会 君子は矜にして争わず|「論語」衛霊公第十五22 2024年2月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは厳粛でおごそかにして争わない。大勢の仲間といても徒党を組まない。|「論語」衛霊 …
論語、素読会 君子は諸を己に求む|「論語」衛霊公第十五21 2024年2月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーはこれ(過ちの原因)を自分に求める。君子以外の人、一般の人はこれ(過ちの原因)を他人に求める。|「論語」衛霊公第十五21 …
論語、素読会 君子は世を没えて名の称せられざるを疾む|「論語」衛霊公第十五20 2024年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは生涯を終えて名前が称えられないことを憂える。|「論語」衛霊公第十五20 …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …