論語、素読会 己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ|「論語」顔淵第十二02 2023年4月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 仲弓が「仁」について尋ねた。孔先生がおっしゃった、家を出ては非常に大切なお客さんに会うように接し、人民を使うときには大事なお祭りを補佐して …
論語、素読会 己に克ちて礼に復るを仁と為す|「論語」顔淵第十二01 2023年4月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が「仁」について質問した。孔先生がおっしゃった、私欲に打ち勝ち礼儀や規範に立ちかえるのが「仁」である。たとえ一日でも私欲に打ち勝ち礼儀 …
論語、素読会 子路・曽晳・冉有・公西華、侍坐す|「論語」先進第十一25 2023年3月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路、曽晳、冉有、公西華が孔先生のそばに座っている。孔先生がおっしゃった、私があなたたちよりわずかに年上であるからといって、私にはばかる( …
論語、素読会 是の故に夫の佞者を悪む|「論語」先進第十一24 2023年3月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が子羔を費の官吏にさせた。孔先生がおっしゃった、あの男の子をだめにするのではと。子路が言うには、(費には)人民があり、国家があります。 …
論語、素読会 道を以て君に事え、不可なれば則ち止む|「論語」先進第十一23 2023年3月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季子然が尋ねた、仲由と冉求は大臣と言うべきだろうかと。孔先生がおっしゃった、私はあなたがこれを尋ねるのを意外と思います。どうして由と求につ …
論語、素読会 子在す。回何ぞ敢て死せん|「論語」先進第十一22 2023年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生が匡の国で恐ろしい目にあった。顔淵が遅れて追いついた。孔先生がおっしゃった、私はお前が死んでしまったのかと思ったよ、と。(顔淵が)言 …
論語、素読会 聞くままに斯れ諸を行わんか|「論語」先進第十一21 2023年3月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が尋ねた、聞いたままにこれ(聞いたばかりのこと)を行うのはどうでしょうか。孔先生がおっしゃった、父兄がいるではないか。どうして聞いたば …
論語、素読会 君子者か、色荘者か|「論語」先進第十一20 2023年2月21日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、道理にまごころを込めているといって(ただ)同意するのであれば、(その人が)君子であるか、それとも表情が厳しいだけのひとか(判断がつかない)。|「論語」先進第 …
論語、素読会 迹を踐まず。亦室に入らず|「論語」先進第十一19 2023年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が善人の在り方について尋ねた。孔先生がおっしゃった、(善人は)先達の足跡を実行せず、また室に入ることはない。(また奥義を得ることはない …
論語、素読会 億れば則ち屢中る|「論語」先進第十一18 2023年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、回は(仁に)ほとんど達しているが、常に貧しい。賜は天命を受けなくても財産をふやして、予測するとよく適中した。|「論語」先進第十一18 【現代に活かす論 …
論語、素読会 敢て徳を崇くし、慝を修め、惑を辨せんことを問う|「論語」顔淵第十二21 2023年5月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が(孔先生の)お伴をして雨ごいの祭壇のほとりで楽しんでいた。(燓遅が)言う、あえて徳を高くし、悪いところを直し、迷いを処理するにはどう …
論語、素読会 士何如なれば斯れ之を達と謂うべき|「論語」顔淵第十二20 2023年5月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が尋ねた、志を持った人というのはどのようであれば「達」志を遂げたと言うべきでしょうと。孔先生がおっしゃった、どういうものかね、君のいわ …
論語、素読会 君子の徳は風なり。小人の徳は草なり|「論語」顔淵第十二19 2023年5月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が政治について孔子に尋ねて言われた、もし、道に外れた行いをする人を殺して、道徳がそなわっている人を任用したら、どうであろうかと。孔先 …
論語、素読会 季康子盗を患えて、孔子に問う|「論語」顔淵第十二18 2023年5月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が盗賊(が多いの)を思い悩んで、孔子に尋ねられた。孔先生が答えて申し上げた、もしもあなたに欲が無ければ(あなたが無欲であることが伝わ …
論語、素読会 子帥いるに正しきを以てすれば|「論語」顔淵第十二17 2023年5月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が政治について孔子に尋ねた。孔先生が答えておっしゃった、政治は「正」である。あなた(子)が(国を)率いるのに公正さを用いれば、だれが …
論語、素読会 君子は人の美を成し、人の悪を成さず|「論語」顔淵第十二16 2023年5月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子(人の上に立つ立派なリーダー)はひとの長所を伸ばし、悪いところは伸ばさないようにする。小人(君子ではないひと)は …
論語、素読会 博く文を学びて、之を約するに礼を以てせば|「論語」顔淵第十二15 2023年5月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、広く文化・教養を学び、(自身を)引き締めるために礼儀や礼節を用いれば、(道から)外れることはないであろう。|「論語」 …
論語、素読会 之に居りて倦むこと無く、之を行うに忠を以てす|「論語」顔淵第十二14 2023年5月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、その地位にいて怠ることなく、政治を行うにあたっては真心を持つことだと。|「論語」顔淵第十二 …
論語、素読会 必ずや訟無からしめんか|「論語」顔淵第十二13 2023年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、うったえを聞くのは、私も他の人と同じである。必ずやうったえがないように(世の中に)したい。|「論語」顔淵第十二13 …
論語、素読会 子路は諾を宿むること無し|「論語」顔淵第十二12 2023年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、短く効果的なことばで訴訟事件に判断を下すことができる者は、それは由(子路)であろうか。子路はひきうけたことをひきのば …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 有子(ゆうし)有若(ゆうじゃく) 姓は有(ゆう)、名は若(じゃく)、字は子有(しゆう)。孔子より十三歳(一説に三十三歳、また三十六歳)若い。 有若は魯人。字は子有。 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。「帰」とは回帰するという意、自然におもむいていくという意。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」とは、誠意のある対応を尽くす気持ちであったり、真心から行なうこと。忠実さ。 為人謀而不忠乎、人のためを思ったり相談にのったときに誠意があったか?人の為に謀りて忠ならざ …