論語、素読会 柴や愚、参や魯、師や辟、由や喭|「論語」先進第十一17 2023年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 (孔先生がおっしゃった、)柴は愚直である。参は愚鈍である。壁は考え方が偏っている。由は粗野でがさつである。|「論語」先進第十一17 …
論語、素読会 吾が徒に非ざるなり|「論語」先進第十一16 2023年2月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季氏は魯の君主より裕福である。そこへ求が季氏のために重税をきびしく取り立てて更に増やした。孔先生がおっしゃった、(彼は)私の弟子ではない。諸君、たいこを鳴らして彼を責めてもよかろ …
論語、素読会 過ぎたるはなお及ばざるがごとし|「論語」先進第十一15 2023年2月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねた、師と商とどちらがどちらがまさっているでしょうか、と。孔先生がおっしゃった、師はやり過ぎである。商は及ばない。子貢が尋ねた、そ …
論語、素読会 由や堂に升れり。未だ室に入らざるなり|「論語」先進第十一14 2023年2月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、由(子路)の大琴は、どうして私の家で弾けるだろうか(私の家では弾いてもらいたくないなぁ)と。(これを聞いた)弟子たち …
論語、素読会 夫の人は言わず、言えば必ず中ること有り|「論語」先進第十一13 2023年2月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 魯の人が長府という建物を作った。閔子騫は言った、昔からのしきたりに基づいたなら、どうであろうか。どうして作り直す必要があるだろうか、と。( …
論語、素読会 子楽しむ|「論語」先進第十一12 2023年2月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 閔子騫は(孔先生の)そばに従っている、穏やかであった。子路は剛強であった。冉有、子貢は穏やかに打ち解けていた。孔先生は(その中で)楽しんでいた。孔先生がおっしゃった、由(子路)に …
論語、素読会 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん|「論語」先進第十一11 2023年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季路は神に仕えることについて尋ねた。孔先生がおっしゃった、まだ人に仕えることができていないのに、どうして神に仕えることができるだろう。と。 …
論語、素読会 予は視ること猶子のごとくするを得ず|「論語」先進第十一10 2023年1月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が死んだ。弟子たちは彼を手厚く弔いたいと願い出た。孔先生がおっしゃった、それはできないと。(孔子の気持ちに反して)弟子たちは彼を手厚く …
論語、素読会 夫の人の為に慟するに非ずして、誰が為にかせん|「論語」先進第十一09 2023年1月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が死んだ。孔先生はこれを悲しんで声を出して泣いた。ともの者は言った、孔先生は大声をあげてないましたね、と。孔先生がおっしゃった、(私は …
論語、素読会 天予を喪ぼせり|「論語」先進第十一08 2023年1月19日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が死んだ。孔先生がおっしゃった、ああ、天は私をほろぼした、天は私をほろぼした。|「論語」先進第十一08 【現代に活かす論語】自分に影響を与えた仲間や部下を失うときその喪 …
論語、素読会 敢て徳を崇くし、慝を修め、惑を辨せんことを問う|「論語」顔淵第十二21 2023年5月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 燓遅が(孔先生の)お伴をして雨ごいの祭壇のほとりで楽しんでいた。(燓遅が)言う、あえて徳を高くし、悪いところを直し、迷いを処理するにはどう …
論語、素読会 士何如なれば斯れ之を達と謂うべき|「論語」顔淵第十二20 2023年5月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が尋ねた、志を持った人というのはどのようであれば「達」志を遂げたと言うべきでしょうと。孔先生がおっしゃった、どういうものかね、君のいわ …
論語、素読会 君子の徳は風なり。小人の徳は草なり|「論語」顔淵第十二19 2023年5月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が政治について孔子に尋ねて言われた、もし、道に外れた行いをする人を殺して、道徳がそなわっている人を任用したら、どうであろうかと。孔先 …
論語、素読会 季康子盗を患えて、孔子に問う|「論語」顔淵第十二18 2023年5月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が盗賊(が多いの)を思い悩んで、孔子に尋ねられた。孔先生が答えて申し上げた、もしもあなたに欲が無ければ(あなたが無欲であることが伝わ …
論語、素読会 子帥いるに正しきを以てすれば|「論語」顔淵第十二17 2023年5月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季康子が政治について孔子に尋ねた。孔先生が答えておっしゃった、政治は「正」である。あなた(子)が(国を)率いるのに公正さを用いれば、だれが …
論語、素読会 君子は人の美を成し、人の悪を成さず|「論語」顔淵第十二16 2023年5月12日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子(人の上に立つ立派なリーダー)はひとの長所を伸ばし、悪いところは伸ばさないようにする。小人(君子ではないひと)は …
論語、素読会 博く文を学びて、之を約するに礼を以てせば|「論語」顔淵第十二15 2023年5月11日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、広く文化・教養を学び、(自身を)引き締めるために礼儀や礼節を用いれば、(道から)外れることはないであろう。|「論語」 …
論語、素読会 之に居りて倦むこと無く、之を行うに忠を以てす|「論語」顔淵第十二14 2023年5月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が政治について尋ねた。孔先生がおっしゃった、その地位にいて怠ることなく、政治を行うにあたっては真心を持つことだと。|「論語」顔淵第十二 …
論語、素読会 必ずや訟無からしめんか|「論語」顔淵第十二13 2023年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、うったえを聞くのは、私も他の人と同じである。必ずやうったえがないように(世の中に)したい。|「論語」顔淵第十二13 …
論語、素読会 子路は諾を宿むること無し|「論語」顔淵第十二12 2023年5月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、短く効果的なことばで訴訟事件に判断を下すことができる者は、それは由(子路)であろうか。子路はひきうけたことをひきのば …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 有子(ゆうし)有若(ゆうじゃく) 姓は有(ゆう)、名は若(じゃく)、字は子有(しゆう)。孔子より十三歳(一説に三十三歳、また三十六歳)若い。 有若は魯人。字は子有。 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。「帰」とは回帰するという意、自然におもむいていくという意。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年2月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」とは、誠意のある対応を尽くす気持ちであったり、真心から行なうこと。忠実さ。 為人謀而不忠乎、人のためを思ったり相談にのったときに誠意があったか?人の為に謀りて忠ならざ …