論語、素読会 臧文仲は、其の位を窃む者か|「論語」衛霊公第十五14 2024年2月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、魯の大夫・臧文仲は官位を盗む人であろうか。魯の大夫・柳下恵が才能と徳を持った賢者であると知りながら、一緒に政事に携わ …
論語、素読会 吾未だ徳を好むこと色を好むが如くする者を見ざるなり|「論語」衛霊公第十五13 2024年2月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、もうどうしようもない。私はいままでひとが生まれながらに重ねていく善い行い「徳」を好むことを、女性への情愛を好むように …
論語、素読会 遠き慮無ければ、必ず近き憂有り|「論語」衛霊公第十五12 2024年2月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとが将来のことを思い考えることがなければ、必ず身近なところに心配事が現れると。|「論語」衛霊公第十五12 【 …
論語、素読会 顏淵邦を為めんことを問う|「論語」衛霊公第十五11 2024年2月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 顔淵が国を統治することについて尋ねた。孔先生がおっしゃった、夏の暦を行い、殷の車に乗り、周の礼装用の冠をかぶる。音楽は舜の時代の舞楽「韶」 …
論語、素読会 其の士の仁なる者を友とす|「論語」衛霊公第十五10 2024年2月7日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が「仁」私心なくひとを思いやる心を実践することについて尋ねた。孔先生がおっしゃった、職人はその仕事を善くしようと望めば、必ずまずその道 …
論語、素読会 身を殺して以て仁を成すこと有り|「論語」衛霊公第十五09 2024年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、学問を志し思いやりの心を持ったひとは、生きたいがために思いやりの心をそこなうことは無く、時には自分の才能や能力を犠牲 …
論語、素読会 知者は人を失わず、亦言を失わず|「論語」衛霊公第十五08 2024年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、一緒に話し合うべくして、この人と語り合わなければ、その人物を逃す。一緒に議論すべきではないのに、その人と議論してしま …
論語、素読会 君子なるかな蘧伯玉|「論語」衛霊公第十五07 2024年2月6日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、真っ直ぐだな衛の大夫・史魚は。国の政事が正しく行われているときには射られた矢のようであり、国の政事が行われていないときにも矢のようである。立派なリーダーだな …
論語、素読会 子張諸を紳に書す|「論語」衛霊公第十五06 2024年1月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子張が(道理が)行われないことを尋ねた。孔先生がおっしゃった、ことばが偽りでなく、行動が人情に厚く慎み深ければ、野蛮な国だとしても(道理が)行われる。ことばが偽りで、行いが人情に …
論語、素読会 無為にして治むる者は、其れ舜なるか|「論語」衛霊公第十五05 2024年1月30日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、処罰などによらず徳によって国を治めた王といえば、それは舜王だろうか。では舜王が何をしたのか。自分自身をつつしみ深くへ …
論語、素読会 季孫の憂は、顓臾に在らずして|「論語」季氏第十六01 2024年7月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 季氏がいまにも(自国・魯の国の属国である)顓臾の国を攻めようとした。弟子の冉有と季路が孔子にお会いして言うには、季氏がまさに顓臾に戦争を起 …
論語、素読会 固より師を相くるの道なり|「論語」衛霊公第十五42 2024年7月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 楽団の冕長官が尋ねてきた。(目が不自由な長官に対して)階段のところに来ると、孔先生は階段ですと伝えられた。座席に近づくと、孔先生は座席です …
論語、素読会 辞は達するのみ|「論語」衛霊公第十五41 2024年6月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ことばは明確に伝わればよいのである。|「論語」衛霊公第十五41 【現代に活かす論語】飾り立てた言葉は要りません。言葉は明確に伝わればよいのです。 …
論語、素読会 道同じからざれば、相為に謀らず|「論語」衛霊公第十五40 2024年6月27日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、歩む道が同じでなければ、お互いに力を合わせて相談することはない。|「論語」衛霊公第十五40 【現代に活かす論語 …
論語、素読会 教有りて類無し|「論語」衛霊公第十五39 2024年6月26日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、(人は)教育による成長の差があるが、生まれたときの区別はない。|「論語」衛霊公第十五39 【現代に活かす論語】ひとは生まれた時点での区別はなく、なにを …
論語、素読会 其の事を敬して、其の食を後にす|「論語」衛霊公第十五38 2024年6月25日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、主君に仕えるときには、その任務を慎重に行って、その給与(待遇)を後回しにする。|「論語」衛霊公第十五38 【現 …
論語、素読会 君子は貞にして諒ならず|「論語」衛霊公第十五37 2024年6月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派なリーダーは、(道理に)堅く偏らないが、融通が利かないような人物ではない。|「論語」衛霊公第十 …
論語、素読会 女子と小人とは養い難し|「論語」陽貨第十七25 2024年6月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ただ、修養も自制心もない女性と、小人・徳がないつまらない人物は扱うのが難しい。近づければ思い上がり、遠ざければ怨むよ …
論語、素読会 仁に当りては、師にも譲らず|「論語」衛霊公第十五36 2024年5月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、仁・心の徳を重ね徳性を高めることに当たっては、先生にも遠慮しない。|「論語」衛霊公第十五36 【現代に活かす論 …
論語、素読会 民の仁に於けるや、水火よりも甚だし|「論語」衛霊公第十五35 2024年5月8日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人民にとって心の徳を重ねて徳性を高めることは、水と火のような日常生活に必要不可欠なものより大切である。私は水や火を踏 …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …