論語、素読会 古の学者は己の為にし|「論語」憲問第十四25 2023年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、遠い昔、学問に志して学ぶ人は自分のために学び、今、学問に志す人は人に知られるために学んでいる。|「論語」憲問第十四25 【現代に活かす論語】人に認めら …
論語、素読会 君子は上達し小人は下達す|「論語」憲問第十四24 2023年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人・君子は、徳を積むように努め向上し、君子以外の一般の人は努力をしないので向上しない。(むしろ衰退 …
論語、素読会 而して之を犯せ|「論語」憲問第十四23 2023年11月22日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 弟子の子路が主君に仕えることについて尋ねた。孔先生がおっしゃった、だますことがないように、そして(時には)面と向かって諌める(逆らう)ように。|「論語」憲問第十四23 【現 …
論語、素読会 敢て告げずんばあらざるなり|「論語」憲問第十四22 2023年11月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 陳成子が簡公を殺した。孔先生は体を清めて朝廷に出廷して、哀公に申し上げておっしゃった。陳恒が彼の主君を殺しました。どうかあの者を征伐してく …
論語、素読会 則ち之を為すや難し|「論語」憲問第十四21 2023年11月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、自分の言葉を恥ることがなければ、その言葉を実行することは難しい。|「論語」憲問第十四21 【現代に活かす論語】恥じることがないように発言を慎重にしなけ …
論語、素読会 子衛の霊公の無道なるを言う|「論語」憲問第十四20 2023年11月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生衛の霊公の道に外れた行いについて話された。季康子が言うには、それが話す通りだとすると、どうして滅亡しないのでしょうねと。孔先生がおっ …
論語、素読会 以て文と為すべし|「論語」憲問第十四19 2023年11月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 衛の大夫・公叔文子の家臣、大夫の僎がいた。公叔文子は彼を(自分と)同じ地位に上げるよう主君に推薦した。孔先生はこの話を聞いておっしゃった、「文」という贈り名を贈られるに相応しい。 …
論語、素読会 民今に到るまで其の賜を受く|「論語」憲問第十四18 2023年11月14日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が言うには、管仲は思いやりの心がある「仁者」ではありませんね、桓公が公子糾を殺したとき、共に死ぬことができず、またこの桓公を助けたでは …
論語、素読会 其の仁に如かんや|「論語」憲問第十四17 2023年11月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子路が言うには、桓公は斉の公子・公子糾を殺した。公子糾の守り役・召忽は共に死に、斉の大夫・管仲は死ななかった。(子路が)言うには、まだ思いやりの心がありませんねと。孔先生がおっし …
論語、素読会 斉の桓公は正しくして譎らず|「論語」憲問第十四16 2023年11月9日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、晋の文公はあざむいて、正しくない。斉の桓公は正しくてあざむかない。|「論語」憲問第十四16 【現代に活かす論語 …
論語、素読会 人能く道を弘む。道人を弘むるに非らず|「論語」衛霊公第十五29 2024年4月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、ひとが「道」道理や規律を広めるのであって、「道」道理や規律がひとを広める(人間性を豊かにする)のではない。|「論語」 …
論語、素読会 衆之を悪むも必ず察し、衆之を好むも必ず察す|「論語」衛霊公第十五28 2024年4月16日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、多くの人が憎んでも必ず照査し、多くの物が好んでも必ず調査する。|「論語」衛霊公第十五28 【現代に活かす論語】 …
論語、素読会 巧言は徳を乱る|「論語」衛霊公第十五27 2024年4月15日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、口先だけのことばは「徳」よい行いやそれを行う能力を損なう。小さなことを我慢することができなければ、大きな計略をし損ねるのである。|「論語」衛霊公第十五27 …
論語、素読会 今は則ち亡きかな|「論語」衛霊公第十五26 2024年4月13日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私はなお記録官が疑いが残る部分を空白にした文章にかかわったことがある。(むかしは)馬を所有する者は、ひとに貸して乗らせるということがあった。今は(そのような …
論語、素読会 誰をか毀り誰をか誉めん|「論語」衛霊公第十五25 2024年4月10日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、私は人に対して、誰かを責めたり、褒めたりしない。もし褒めることがあれば、(褒めるだけの人物かどうか)試した上でのこと …
論語、素読会 子曰わく、其れ恕か|「論語」衛霊公第十五24 2024年4月1日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 子貢が尋ねて言います、ひと言で生涯これを行うべきということはあるでしょうかと。孔先生がおっしゃった、それは「恕」他者への思いやりであろうか。自分が望まないことを他人に用いることが …
論語、素読会 君子は言を以て人を挙げず|「論語」衛霊公第十五23 2024年3月31日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派なリーダーは、発言が良いからといって人を持ち上げることはないが、人柄によって良い主張を退けることはな …
論語、素読会 君子は矜にして争わず|「論語」衛霊公第十五22 2024年2月29日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは厳粛でおごそかにして争わない。大勢の仲間といても徒党を組まない。|「論語」衛霊 …
論語、素読会 君子は諸を己に求む|「論語」衛霊公第十五21 2024年2月28日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーはこれ(過ちの原因)を自分に求める。君子以外の人、一般の人はこれ(過ちの原因)を他人に求める。|「論語」衛霊公第十五21 …
論語、素読会 君子は世を没えて名の称せられざるを疾む|「論語」衛霊公第十五20 2024年2月20日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 孔先生がおっしゃった、君子・人の上に立つ立派な人、リーダーは生涯を終えて名前が称えられないことを憂える。|「論語」衛霊公第十五20 …
論語、素読会 杖を以て其の脛を叩く|「論語」憲問第十四45 2024年1月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 原壤(げんじょう)は両足を投げ出して(孔子を)待っていた。孔先生がおっしゃった、(お前は)幼いころには目上のひとに従順ではなく、成長してからも先人の教えを伝えることもなく、年老い …
論語、素読会 『恕』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠恕」(ちゅうじょ)の「忠」は誠実、「恕」は思いやり。ここでは「仁」を構成するものとして考えてもいいのではないか。 曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。曾子はこう答えた、孔先生 …
論語、素読会 『知』『智』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「知」(ち)は知者、智があるもの。 択不處仁、焉得知。自ら選択して「仁」を自分のこころに置かないのであれば、どうして智があるもになり得ようか。択びて仁に處らずんば、焉んぞ知 …
論語、素読会 『忠』とは?|論語、素読会 2021年9月17日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「忠」はまごころ、まことの意、忠誠のこと。 孔子対曰、君使臣以礼、臣事君以忠。孔先生が答えられた、君子は待遇正しく臣下を使い、臣下はまことを以て君子に仕えればよろしいと思い …
論語、素読会 「論語」の登場人物|論語、素読会 2021年5月18日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 丘(きゅう) 孔子自身。姓は孔、名は丘、字は仲尼(ちゅうじ)。仲は次男のこと。 魯(ろ)の襄公(じょうこう)の二十二年(前五五一)十月二十七日(新暦九月二十八日)生 …
論語、素読会 『義』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「義」は正しい行い、正しい道。 信近於義、言可復也。約束してそれが正しいことであれば、約束したことを実行するべきである。信義に近きときは、言復むべきなり|「論語」学而第一1 …
論語、素読会 『礼』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「礼」というのは、仁・義・礼・智・信はのちの儒教の中で五常として徳性を表すもの。礼節や葬祭の慣習などを敬う気持ちを指すだけではなく、広く秩序や規範なども含める。 礼之用和為 …
論語、素読会 『道』とは?|論語、素読会 2021年3月2日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「道」は道く(みちびくに)とも、道むる(おさむるには)とも読み下す。 道千乗之国、千乗の兵車を出しうる国を治めるには、千乗の國を導くに|「論語」学而第一05 「道」と …
論語、素読会 『徳』とは?|論語、素読会 2021年2月24日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 「徳」とは人間が生まれながらに積み重ねていくもの。 民徳帰厚矣。人民は自然に徳を重ねて厚みを増していくものだ。民の徳厚きに帰す|「論語」学而第一09 「徳」は人が生ま …
論語、素読会 「論語」参考文献|論語、素読会 2021年2月23日 たなくらちあき [論語素読会]苟日新、日日新、又日新 素読会テキスト 伊與田覺『現代訳 仮名論語』(論語普及会) 論語、素読会のテキストです。子どもの素読会でも利用しています。すべての漢字にふりがなが振っ …