論語、素読会

必ず世にして後に仁ならん|「論語」子路第十三12

孔先生がおっしゃった、もし、王者(王道に基づいて天下を治める君主)が表れたなら、必ず三十年後には私欲に打ち勝ち礼儀や規範に立ちかえる人々の世の中になるだろう。|「論語」子路第十三12

【現代に活かす論語】
人の上に立つ立派なリーダーであっても、礼節や規範で世の中や組織を治めるのに、三十年はかかるだろう。

『論語、素読会』YouTube動画
00:00 章句の検討

04:35「子路第十三」前半01 – 15 素読
2023.07.27収録

【解釈】

子曰わく、如し王者有らば、必ず世にして後に仁ならん。|「論語」子路第十三12
子曰、如有王者、必世而後仁。

「如」(もし)はもし…ならば。「王者」(おうじゃ)は王道に基づいて天下を治める君主。「世」(よ)は三十年。「仁」(じん)は私欲に打ち勝ち礼儀や規範に立ちかえる人々の世の中。『仁』とは?|論語、素読会

孔先生がおっしゃった、もし、王者(王道に基づいて天下を治める君主)が表れたなら、必ず三十年後には私欲に打ち勝ち礼儀や規範に立ちかえる人々の世の中になるだろう。

【解説】

王者であったとしても、国づくりに三十年かかるという章句です。


「論語」参考文献|論語、素読会
子路第十三11< | >子路第十三13


【原文・白文】
 子曰、如有王者、必世而後仁。

(子曰わく、如し王者有らば、必ず世にして後に仁ならん。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、如(も)し王者(おうじゃ)有(あ)らば、必(かなら)ず世(よ)にして後(のち)に仁(じん)ならん。


「論語」参考文献|論語、素読会
子路第十三11< | >子路第十三13


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