新しくなった芸術劇場(本当に心待ちにしていた)で初の芝居。野田秀樹渾身のエッグ。ということで、楽しみに行って来ました。
《ここからはネタばれ含みます》
このところ毎回明確になってきた主題。今回は381部隊と第二次世界大戦にいたる時代背景か。今回は舞台芸術と音楽が秀逸。
初音ミクに代表されるボーカロイドのサイバー系のテイストと、オリンピックに掛けた導入部は、野田秀樹にしては俗っぽいと感じつつ、金メダルを目指す競技の内容はナンセンスというか伏線になっており、野田ワールドに引き込まれます。
妻夫木聡、深津絵里、仲村トオル、橋爪功のキャスティングは完璧。疾走する野田芝居を楽しむ役者たちの至極の舞台を堪能しました。