孔先生がおっしゃった、(人は)教育による成長の差があるが、生まれたときの区別はない。|「論語」衛霊公第十五39
【現代に活かす論語】
ひとは生まれた時点での区別はなく、なにを教わったかによる差が生まれる。
『論語、素読会』YouTube動画
00:00 章句の検討
09:30「衛霊公第十五」後半23 – 42素読
2024.8.19収録
【解釈】
子曰わく、教有りて類無し。|「論語」衛霊公第十五39
子曰、有教無類。
「教」(おしえ)は、教え導き、教育。「類」(るい)は、種類、品種。
孔先生がおっしゃった、(人は)教育による成長の差があるが、生まれたときの区別はない。
【解説】
「有」「無」の対比を何に求めるかが解釈のポイントになると思います。「無類」は人に種類がないということですが、これは生まれた環境による違いがないということや、区別がないということですので、「有教」は教育によって人の区別、つまり成長があると解釈しています。
「論語」参考文献|論語、素読会
衛霊公第十五38< | >衛霊公第十五40
【原文・白文】
子曰、有教無類。
(子曰わく、教有りて類無し。)
【読み下し文】
子(し)曰(のたま)わく、教(おしえ)有(あ)りて類(るい)無(な)し。
「論語」参考文献|論語、素読会
衛霊公第十五38< | >衛霊公第十五40