論語、素読会

知者は楽しみ、仁者は寿し|「論語」雍也第六21

【原文】
 子曰、知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静、知者楽、仁者寿。
<子曰、知者樂水、仁者樂山。知者動、仁者静、知者樂、仁者壽。>

(子曰わく、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり、知者は楽しみ、仁者は寿し。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、知者(ちしゃ)は水(みず)を楽(たの)しみ、仁者(じんしゃ)は山(やま)を楽(たの)しむ。知者(ちしゃ)は動(うご)き。仁者(じんしゃ)は静(しず)かなり、知者(ちしゃ)は楽(たの)しみ、仁者(じんしゃ)は寿(いのちなが)し。

『論語、素読会』
YouTube動画
00:00 章句の検討
08:50 「雍也第六」後半11-28 素読
2021.9.24収録


【解釈】

子曰、知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静、知者楽、仁者寿。

「知者」(ちしゃ)は生きるための知恵・道理に通じたひと。『知』とは?|論語、素読会 「楽」(たのしむ)は心から楽しむこと。「仁者」(じんしゃ)は思いやりの心を持ち、情愛に溢れるひと。『仁』とは?|論語、素読会
孔先生がおっしゃった、知者は水を楽しみ、仁者は泰然自若として山を楽しむ。知者は動いて停滞せず、仁者は静かに安んじている。知者は変化を楽しみ、仁者は安んじているので長寿である。


【解説】

孔子が求める学びの到達点は「仁」です。「知」との比較は他にもさまざまな章句が存在します。この章句の特長は「知」と「仁」を動と静に、水と山になぞらえて、明確に説いています。


「論語」参考文献|論語、素読会
雍也第六20< | >雍也第六22


【現代に活かす論語】
知恵に通じて知識に溢れたひとは常に湧き流れる水のようである。深い情愛と思いやりに溢れたひとは静かな山のように佇んでいる。