論語、素読会

『孝』『弟』とは?|論語、素読会

孝弟の「孝」とは親に対する孝行、「弟」とは兄思い姉思いという気持ち(従順)を指している。「上」とは広義の目上の人の意味。

其為人也、孝弟而好犯上者鮮矣。
その人柄が家庭で親孝行や兄弟思いである者が、家庭の外で目上の人に逆らうような人は少ない。
其の人と為りや、孝弟にして上を犯すを好む者は鮮なし|「論語」学而第一02

孝弟也者、其為仁之本與。
家庭で礼儀作法を守ろうと務める(努力した)ことは、「仁」に通じる根本ではないか。
孝弟なるものは、其れ仁を為すの本か|「論語」学而第一02

「孝」とは、家庭内での良い行ない、孝行。「弟子(ていし)」は弟子、若者、一般的な呼びかけにも使われる。
「弟」とは、目上の人に大人しく接すること。

弟子入則孝、出則弟、
(君子を目指す)若者は、家庭内では親孝行を行い、外では目上の人に対して素直でありたい。
弟子、入りては則ち孝、出でては則ち弟|「論語」学而第一06

生前に親孝行をするだけではなく、亡くなってからも親の行いに倣って生活をすることが孝行であるということ

三年無改於父之道、可謂孝矣。
三年間、父の習慣を変えずに喪に服すなら、親孝行な人と言えるだろう。
三年父の道を改むるる無きは、孝と謂う可し。|「論語」学而第一11