論語、素読会

苟くも仁に志せば、悪しきこと無きなり|「論語」里仁第四04

【原文】
 子曰、苟志於仁矣、無悪也。
<子曰、苟志於仁矣、無惡也。>

(子曰わく、苟しくも仁に志せば、悪むこと無きなり。)
【読み下し文】
 子(し)曰(おたま)わく、苟(いや)しくも仁(じん)に志(こころざ)せば、悪(にく)むこと無(な)きなり。

『論語、素読会』
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00:00 章句の検討
06:25 「里仁第四」01-26 素読
2021.5.13収録


「苟」 … (いやしくも)とも、(まことに)とも読み下す。

「無悪也」 … (あしきことなきなり)とも、(にくむことなきなり)とも読み下す。

【解釈】

子曰、苟志於仁矣、無悪也。

「苟」(いやしくも)は、かりそめにも、わずかでもの意。「仁」は論語で大切にしている、私心なくひとを思いやる心。『仁』とは?|論語、素読会
孔先生がおっしゃった、わずかでもひとを思いやる心を志せば、悪いことをしたり悪事を企んだりすることはない。


【解説】

あまりにもシンプルなため解釈はさまざまですが、広義では「仁」を志す心があれば「悪」にならない。ということを表現しています。つまり、ひとが「悪」にならないためには「仁」を志すことが大切、「仁」を大切にせよと告げているのです。こう考えれば、腑に落ちるのではないでしょうか。


「論語」参考文献|論語、素読会
里仁第四03< | >里仁第四05


【現代に活かす論語】
ひとを思いやる心を育てなさい。そうすればひとを悪んだり悪巧みをするような心は無くなります。