論語、素読会

父母在せば、遠く遊ばず|「論語」里仁第四19

【原文】
 子曰、父母在、不遠遊。遊必有方。
<子曰、父母在、不遠遊。遊必有方。>

(子曰わく、父母在せば、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方有り。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、父母(ふぼ)在(いま)せば、遠(とお)く遊(あそ)ばず。遊(あそ)ぶこと必(かなら)ず方(ほう)有(あ)り。

『論語、素読会』
YouTube動画

00:00 章句の検討 里仁第四19
04:56 章句の検討 里仁第四20
11:40 章句の検討 里仁第四21
18:00 「里仁第四」01-26 素読
2021.6.17収録


【解釈】

子曰、父母在、不遠遊。遊必有方。

「在」(いませば)は存命中の意。「遊」(あそぶ)は旅行の意。「方」(ほう)は方角、つまり行先。
孔先生がおっしゃった、父母の存命中は、遠方への旅行は避けた方がよい。もし旅行に出かける場合は、(心配をかけないように)必ず行先を明確にするべきである。


【解説】

現在とは旅行の意味や状況が異なります。旅行で事件事故にあうリスクや、旅行中の連絡もできない時代です。必要以上に両親に心配をかけない。子どもに対する親心を説いているのだと思います。
発想を飛ばせば、国の政治が安定せず、出世や安定を夢見て家を出ようとする若者に対して、今一度よく考え直して行動せよというアドバイスなのではないかと思います。


「論語」参考文献|論語、素読会
里仁第四18< | >里仁第四20


【現代に活かす論語】
家を出て遠く遠方に旅立つ場合、必ず親に行先を告げるべきです。親に心配をかけるような遠くへの旅行は避けたいものです。