論語、素読会

子温にして厲し。威にして猛からず。恭にして安し|「論語」述而第七37

【原文】
 子温而厲。威而不猛。恭而安。

(子温にして厲し。威にして猛からず。恭にして安し。)
【読み下し文①】
 子(し)温(おん)にして厲(はげ)し。威(い)にして猛(たけ)からず。恭(きょう)にして安(やす)し。[仮名論語
【読み下し文②】
 子(し)温(おん)にして厲(れい)。威(い)ありて猛(たけ)からず。恭(きょう)にして安(やす)し。[仮名論語・新釈漢文大系 論語

『論語、素読会』
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00:00 論語の概略

   論語の読み下しについて
05:30 章句の検討
   孔子の時代の「遠方」とは?
16:50 「学而第一」01-16 素読
2021.3.9収録


【解釈】

子温而厲。威而不猛。恭而安。

「温」(おん)は温和、おだやか。「厲」(はげしい)はきびしい、厳粛である。「威」(い)は威厳。「猛」(たけし)はいさましい。「恭」(きょう)はうやうやしい、恭順。「安」(やすい)はやすらか。
孔先生はおだやかでいてきびしく、威厳があってもいさましいところはなく、うやうやしくてやすらかな方です。


【解説】

孔子の姿勢をシンプルに表現した章句です。孔子の教え、徳性をまとめた篇、述而第七の締め括りとして相応しい章句です。


「論語」参考文献|論語、素読会
述而第七36< | >泰伯第八01


【現代に活かす論語】
穏やかで厳しく、威厳があっても勇ましいところはなく、礼儀正しく丁寧で安らかな人物。それが孔子でした。