論語、素読会

君子は周して比せず、小人は比して周せず|「論語」為政第二14

孔先生がおっしゃった、立派な人は利害や感情によらず広く公平に人と付き合う。これに対して小人は利害や感情によって片寄った人付き合いをするものだ。|「論語」為政第二14

【現代に活かす論語】
立派な人は広く公平に人と付き合う。小人は利害や感情によって片寄ってしまい広く公平に交際できない。

『論語、素読会』YouTube動画
00:00​ 章句の検討 為政第二12

04:30​ 章句の検討 為政第二13
09:25​ 章句の検討 為政第二14
14:15​ 「為政第二」01-24 素読
2021.3.19収録

【解釈】

子曰わく、君子は周して比せず、小人は比して周せず。|「論語」為政第二14
子曰、君子周而不比、小人比而不周。

「君子」は人の上に立つ立派な人。「小人」は君子ではない人。「周」は広くあまねくという意。「比」は利害や感情によって片寄ること。

孔先生がおっしゃった、立派な人は利害や感情によらず広く公平に人と付き合う。これに対して小人は利害や感情によって片寄った人付き合いをするものだ。

【解説】

論語の中で象徴的な対比の章句。君子と小人を比べて分かりやすく解説している。


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為政第二13< | >為政第二15


【原文・白文】
 子曰、君子周而不比、小人比而不周。

(子曰わく、君子は周して比せず、小人は比して周せず。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、君子(くんし)は周(しゅう)して比(ひ)せず、小人(しょうじん)は比(ひ)して周(しゅう)せず。


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