子どもに中国古典を教えようと思っています。
守屋洋先生に直接うかがう機会があり、ありがたいアドバイスをいただきました。
論語から20くらいピックアップして、素読をさせるのがいいとのこと。
意味は一切教えない。子どもなら10回もやれば覚えるのでそれでいい。
これが後から効いてくるととのこと。
例としておっしゃったのがこの一説。
巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すく)なし仁
巧言令色鮮矣仁
(「論語」学而篇・陽貨篇)
「口先が巧みで、角のない表情をするものに、誠実な人間はほとんどない」
これに対して
剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し
剛毅木訥近仁(「論語」子路篇)
剛毅で飾らぬ人間は、(誠実なのだから)完成した徳をそなえたものに近い
このふたつをペアで教えるのはいいかもしれない。
今度、教え方も考えてみよう。