デリ春第4弾は大井町。
この辺りから、ディープな場所になって来ました。大井町なんて、二十歳前後に一度訪れたキリで、25年振り。どんな街だったかの記憶もありませんな。
この間テレビで紹介していたJR脇のディープなエリアを散策してから、向かいました。
トッピングは立川こはる。「千早振る」でしたね。場所が遠いせいか、この時点ではまだ空席が目立ちます。浅草演芸場の時もそうでしたが、18時30分の開演は山手線をはずれた場所だと馴染みのお客さんにとって早い時間のようですね。
さて、師匠はというと、そういう事情も手伝ってまくらは長め。
初めて談春を見るこの地域の落語ファンが来ているという前提で話しますが、デリ春特有の雰囲気というか、4回目にしてようやく話の立ち位置が定まってきた様に感じます。
それにしても修行の話を聞けたのは貴重でした。
ネタは味噌蔵と居残り佐平次。
居残り佐平次では、飛んでったバナナの所をカメハメハを歌い出してしまうというハプニングが発生。
まぁそれにしてもいつもながら生き生きした佐平次で、大いに笑わせていただきました。
アナザーワールドで聞いた居残り佐平次と比べると、居残った後の件が短かったのかな?
アナザーワールドの時はもっと笑えとわし掴みにされていた印象もありますから、そのあたりは控えたのかもしれませんね。私としてはもっと引きずり回してもらってもよかったです。(笑)
佐平次の冒頭の男っぷりと、居残ってからの太鼓持ちっぷりというか、この対比と、店の若い衆のお人好し振りが楽しかったですね。
立川談志の書いた落語を見返してみて思い起こすと、記憶が鮮明によみがえってよろしい。