論語、素読会

故きを温ねて新しきを知る|「論語」為政第二11

【原文】
 子曰、温故而知新、可以為師矣。
<子曰、温故而知新、可以爲師矣。>
(子曰わく、故きを温ねて新しきを知る、以て師と為るべし。)

『論語、素読会の素』
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00:00​ 章句の検討

12:10​ 「為政第二」01-24 素読
2021.3.18収録


【解釈】

子曰、温故而知新、

「温」(あたたむる)とも(たずねる)とも読む。習い充分熟すること、研究の意味。「故」は古いもの、故事。古典、学説だけでなく過去の事象すべてを指す。「知新」は新義を知り、発見すること。
孔先生がおっしゃった、先達の英知や自分を含む過去の事象から習う人は、

可以為師矣。

「師」は指導者。「可以〜矣」は資格があるの意。
指導者になる資格がある。


【解説】

「温故知新」を行う人は指導者になる資格がある。という章句です。「故」古いものとは広く過去の事象を指すので、人それぞれの古いものがあって構わないと思います。ただ、「過去を振り返って未来へ活かす」という漠然としたものではなく、「研究から新義を発見する」という習熟するものであってはじめて指導者になる「資格」を得られるのではないでしょうか。
さらに、過去の経験や失敗から新義を悟り後世に伝えることが指導者「師」の資質だと伝えていると思います。


「論語」参考文献|論語、素読会
為政第二10< | >為政第二12


【現代に活かす論語】
過去の事柄や研究を謙虚に学び、新義を発見することができれば、リーダーになる資格がある。