論語、素読会

君子は義に喩り、小人は利に喩る|「論語」里仁第四16

【原文】
 子曰、君子喩於義、小人喩於利。

(子曰わく、君子は義に喩り、小人は利に喩る。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、君子(くんし)は義(ぎ)に喩(さと)り、小人(しょうじん)は利(り)に喩(さと)る。

『論語、素読会』
YouTube動画

00:00 章句の検討 里仁第四16
04:43 章句の検討 里仁第四17
07:40 「里仁第四」01-26
素読 2021.6.9収録


【解釈】

子曰、君子喩於義、小人喩於利。

「君子」は人の上に立つ立派な人で生まれながらにしてひとが目指すもの。「小人」は君子ではないひと。「喩」(さとる)は、理解するの意。「義」(ぎ)は正しいこと。道義。『義』とは?|論語、素読会 「利」(り)は利益。目の前の欲望。
孔先生がおっしゃった、人の上に立つ立派な人は正しいこと道義を基準に理解するが、小人は目の前の利益を元に判断、解決する。


【解説】

論語に多く登場する、君子と小人を比較した章句です。
ひとは目の前の損得で判断をしがちです。しかし、そこで我に返って道義的に正しいのかどうか自分自身に尋ねてみる。それが人の上に立つ人間、大人の対応なのではないでしょうか。「義」というのは、正しいこと本来あるべき姿ですので、常に冷静に判断できるようでありたい、そう思います。


「論語」参考文献|論語、素読会
里仁第四15< | >里仁第四17


【現代に活かす論語】
目の前の利益だけで判断してはいけない。それが道義的に正しいことかを意識しながら判断を下すべきです。

目の前の利益だけで判断をしてはいけない。株主だけでなく顧客、協力会社、従業員など、すべてのステークホルダーにとって正しい決断をすべきである。