論語、素読会

觚觚ならず。觚ならんや|「論語」雍也第六23

孔先生がおっしゃった、觚の角が無くなっていては、觚であるといえるだろうか。觚であるといえない。|「論語」雍也第六23

【現代に活かす論語】
本来の形式を失っていては、その存在価値はない。

『論語、素読会』YouTube動画
00:00 章句の検討
05:05 「雍也第六」後半11-28 素読
2021.9.27収録

【解釈】

子曰わく、觚觚ならず。觚ならんや、觚ならんや。|「論語」雍也第六23
子曰、觚不觚。觚哉、觚哉。

「觚」(こ)は角のある酒盃、礼器。「不觚」(こならず)は角のない、酒器としての形式を失っている。

孔先生がおっしゃった、觚の角が無くなっていては、觚であるといえるだろうか。觚であるといえない。

【解説】

祭礼に用いるであろう器の角がないことで本来の形式を失っている、このことに政治をなぞらえている章句です。


「論語」参考文献|論語、素読会
雍也第六22< | >雍也第六24


【原文】
 子曰、觚不觚。觚哉、觚哉。

(子曰わく、觚觚ならず。觚ならんや、觚ならんや。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、觚(こ)觚(こ)ならず。觚(こ)ならんや、觚(こ)ならんや。


「論語」参考文献|論語、素読会
雍也第六22< | >雍也第六24


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