論語、素読会

之を罔いて生くるや、幸にして免るるなり|「論語」雍也第六17

【原文】
 子曰、人之生也直。罔之生也、幸而免。

(子曰わく、人の生くるや直し。之を罔いて生くるや、幸にして免るるなり。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、人(ひと)の生(い)くるや直(なお)し。之(これ)を罔(し)いて生(い)くるや、幸(さいわい)にして免(まぬが)るるなり。
 ※「罔いて」(しいて)とも「罔くして」(なくして)とも読み下す。

『論語、素読会』
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00:00 章句の検討
04:10 「雍也第六」後半11-28 素読
2021.9.18収録


【解釈】

子曰、人之生也直。罔之生也、幸而免。

「直」(なおし)は誠なこと、すなおさ。「罔」(しいて)は無い。「幸」(さいわい)は偶然に得る幸せ、思いがけない幸運。「免」(まぬがれる)は難を免れる。
孔先生がおっしゃった、ひとは素直に生きるものだ。それ無しで生きているのは、偶然にも難を免れているだけだ。


【解説】

生まれながらに素直でいることは、論語中で「忠信」という言葉でも説かれています。素直ではないということは困難に遭うことが増えると説いています。


「論語」参考文献|論語、素読会
雍也第六16< | >雍也第六18


【現代に活かす論語】
ひとは生まれながらに素直に生きていくものである。素直に生きていなかったとすれば、偶然、困難からまぬがれているだけである。(必ず困難に遭うであろう。)