論語、素読会

人の己を知らざるを患えず|「論語」学而第一16

【原文】
 子曰、不患人之不己知、患不知人也。

(子曰わく、人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり。)
【読み下し文】
 子(し)曰(のたま)わく、人(ひと)の己(おのれ)を知(し)らざるを患(うれ)えず、人(ひと)を知(し)らざるを患(うれ)うるなり。

『論語、素読会』
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00:00​ 章句の検討

08:45​「学而第一」01-16 素読
2021.3.8収録


【解釈】

子曰、不患人之不己知、患不知人也。

「患」は心配する、気にかける、苦にするの意。
孔子先生はおっしゃいました、人が自分を知ってくれなくても苦にしないが、自分が人の能力を知らないことを心配する。


【解説】
学びの編の一番最初の章句、いわゆる小論語でも「人不知而不溫、不亦君子乎。」人に存在を認められなくても恨むことなく自分のやるべきことを粛々と行う人は、一廉(ひとかど)の人物なのではないかと伝えている。学びの編の最後の章句でも改めて変遷されていることから、孔子が繰り返し伝えようとしていたことだと考えていいのではないか。そして不遇時代の孔子の本音というか心情を伝えていると感じます。


「論語」参考文献|論語、素読会
学而第一15< | >為政第二01


【現代に活かす論語】
リーダーは、他人をどう活かすか、その能力を知ることに注力し、自分に脚光が当たらなくても決して苦にしない。